【317球目】世の中の流れ
昨日、2025年問題について書きました。
そして、そこで発生する問題について、三陽工業がどう取り組もうとしているかを書いていきました。今日は、乱気流なこの世の中について少し書いていきます。
リーマンショックが節目
リーマンショック以降、三陽工業が新しい動きを開始したのでよりそう考えてしまうのかもしれません。
リーマンショックは2008年、その2年前の2006年に日本の人口はピークを迎えて減少期に入っています。そういう意味ではあの時が大きな節目だと考えています。人口が右肩上がりの時代と人口が減少していく時代。その節目にあったリーマンショック。
その前と後で行動を変えることができた私たちは、とても幸運だったのかもしれません。
思考と行動の違い
リーマンショック前は人口が増加していました。
日本経済が強かった時代は、人の真似をしたり、上手くいっていることがあれば、新しいことをやらないことが成功の秘訣だったりしました。営業力がとても必要な時代であり、強引な営業手法でも成果を上げれば良し、そんな風潮があったことも事実です。
それと比較して今はどうか。
人と違うことをやる必要があります。昨日上手く行っていたことが今日上手くいかないことも多々あります。常に、変化=シンカをする必要があります。乱気流の世の中なので、追い風の次の瞬間に向かい風になります。そうなった時の組織のあるべき姿は、トップダウンの指示が常に出ている状態ではなく、最前線で思考と行動が取れる状態です。
指示待ちではシンカが遅くなります。
そういう思考と行動を持っている組織がきっと生き残っていくはずです。
2025年を迎えると
2025年問題、団塊世代が75才を迎える訳ですが、2035年になった際に後継者がいなければ、とても危うい状態になるはずです。
2045年に後継者がいなければ、既に終了と言っても良いかもしれません。今は2022年ですので、3年後に2025年を迎えます。ここからアバウトに10年間は、日本の数多くの企業を取り巻く環境は劇的に変化をする可能性があります。そんな状況の変化の中で、私たち三陽工業が目指すべき所は日本の製造現場を元気にすることです。
そこを目指して思考と行動をとっていきます。
理念・ビジョンの大切さ
乱気流の世の中になればなるほど、理念やビジョン、そして存在意義がとても大切になってきます。
それがあるから最前線でブレない行動が取れる。常に指示がある訳ではありません。ケースバイケースで、自身が思考して行動をすることによって、最善の成果へと繋がっていきます。色んな問題が出てきた時には、様々な思考が出てきます。
その時に大切にしていることは、
三陽工業の理念やビジョンに沿っているかどうか。
三陽スタンダードに沿っているかどうか。
仲間を増やすことに繋がるかどうか。
です。
そんな思考と行動を積み重ねながら、これからもシンカをしていきます。いつの日にか、三陽工業が日本の製造現場を元気にする企業として、誰もが知っている存在になる日を確信しながら。
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。