【876球目】1→0
0→1の難しさ。
新規営業を行っているとその難しさを痛感します。
難しいからこそ面白い。そして、1→0の難しさ。新規営業と対極にあることかもしれません。今日はそんなお話です。
0→1
世の中には様々な業種があり、色々な業種を経験している人もいればそうでない人もいます。0→1に適性がある人もいれば、1→10に適性がある人もいます。10→100に適性がある人もいます。人によってその適性は様々です。
新規営業の最初の一歩。
新規営業の王道は電話でアポイントを取ることです。これが苦手な人もいますよね。全く相手がこちらのことを認識していない先へ電話する。そして、アポイントを取る。大きな仕事もこの1本の電話から始まるのです。
上手く行かないことの方が多い。
0→1においては、上手く行かないことの連続です。野球で言うと攻めること、打撃によく似ています。バットを振らないと当たらない。バットを振っても当たるとは限らない。0→1には上手く行かなくてもへこたれないメンタルが必要になります。
1→0
逆に1→0の難しさもあります。100→50も意外と難しい。
今までの当たり前を覆す必要がありますから、大きな意思決定がそこには必要です。
0→1→50→100
100→50→1→0
どちらが難しいか。
どちらも難しいのですが、0→100へ向かう方がやっていて面白いですし、楽しい。そうするとそんなに難しく感じません。逆に100→0は難しいですね。想いを持って100まで持って行ったならば、余計に難しいです。
大手企業で何回か聞いたことがあります。これは〇〇さんが始めたことだからなかなか辞めれないのです。と。一度ではなく複数回そんなことを聞いたことがあります。変化することの難しさを感じる瞬間です。攻めるよりも撤退の方が難しい。だからこそ、面白いのですけどね。
プラスとマイナス
10万円の利益を得るために、200万円の売上が必要だとします。利益率5%ですから、そんなに悪い水準ではありません。
10万円の利益を得ることと、10万円のコストダウンを行うこと。これは同じ意味があります。結果、200万円の売上をあげることと、10万円のコストダウンを行うことは同じ成果をもたらします。5%の利益率と仮定をすると、1万円のコストダウンと20万円の売上増は同じ成果へと繋がります。
1,000円のコストダウンと2万円の売上増は同じ。
100円のコストダウンと2,000円の売上増は同じです。
1→0の価値
1→0の価値を最も感じることができるのは赤字職場の撤退です。年間2,000万円の赤字の職場があるとします。1→0、即ちその職場を撤退するという意思決定がこの2,000万円の赤字を消し去ります。
消し去る=2,000万円の利益貢献に繋がります。
仮に5%の利益率だとすると2,000万円の利益を出すのに、4億円の売上が必要になります。撤退という1つの意思決定が4億円分の売上と同等の価値をもたらすのです。ちなみに、この数字は実話です。数年前に経験した実際の数字です。もちろん、簡単に撤退した訳ではなく、職場の改善を幾度となく重ね、お客様にも何十回と単価交渉を行った結果の結論です。
変化をすること=シンカ
人はどうしても経験則に捉われます。
今までやってきたから、そんな理由でこれからもやろうとします。0→1も1→0も、共通部分は意思決定です。強い意志がないと、変わりませんし、変われません。だからこそ、外部環境や内部環境に合わせた変化はシンカに繋がっていくのです。
同じ事を同じようにしていると、取り残されてしまうこのご時世です。変化をしていくことがシンカへの近道です。変化をすることにはリスクが伴います。ただし、変化をしないことにもリスクが伴います。そして、その多くが、変化をするリスク<変化をしないリスクになります。
様々な状況を踏まえた上で、これからもシンカを継続していきます。
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします(#^.^#)