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【288球目】PMI

PMIとは?

なんのことかと思いますよね。ここではM&AにおけるPMIのことを書いていきます。


PMIとは

Post Merger Integrationの頭文字を取った略語です。M&A(企業の合併・買収)成立後の統合プロセスを指します。

M&Aは成立して終わりではありません。何なら成立すればスタートです。成立まで多くのプロセスを経るので関係者からすると1つのゴールでもありますが、同時に、三陽工業としては新たなスタートがそこから始まります。成立後の統合プロセスと堅苦しく聞こえますが、要は

三陽工業グループとして、日本の製造現場を元気にする会社としてやっていくことです。

そして、それには1つ1つのプロセスを踏んでいく必要があります。今までの三陽工業におけるM&Aの現在を振り返っていきます。


サンテック

三陽工業が初めてM&Aした会社です。

ヒト・モノ・カネの経営資源、全てにおいてシンカをしています。このままいくとお金が無くてどうしようもない状態がそこまで見えていた状況から、P/Lだけ見るとピカピカの会社になりました。

次はB/Sもピカピカですね。

2人の経営者と支えてくれた社員(もちろん三陽工業から出向している社員も含みます)の力ですね。サンテックで痛感しましたが、M&Aの成功の可否は人です。企業における成功の可否はもちろん人ですから当然のことです。1人1人の意識が少しずつシンカしてきた。

そして、そのシンカは止まることを知りません。これからもシンカを継続してくれるでしょう。そう、三陽スタンダードに沿った行動を取ってくれています。これからのサンテックのシンカが楽しみです。


長野工場

元々はサンユウという会社でした。

サンユウという会社をM&A、その後吸収され長野工場になっています。この長野工場は現在、ピカピカになろうと試行錯誤しています。GT製造部、事業戦略部が一体となってこの長野工場をピカピカにしようとしています。

ここでもポイントとなるのは人です。

いかにしてやり切るか。その為の具体的な行動を今、1つ1つ階段を昇ろうとしてくれています。現在進行中の43期の成果がとても大きなポイントになります。三陽工業の長野工場がピカピカの工場になるように、これからも担当役員を筆頭にやってくれるでしょう。

あまり心配はしていません。必ず良くなると信じています。


京都営業所

元々はアネジスという会社でした。

事業譲渡という形で経営者、社員全てが三陽工業に移籍をしてくれてスタートしています。初年度は赤字でした。しかしながら、京都営業所の所長が地道に素直に努力を重ねてくれて結果、今では黒字化に成功し、さらなる成長をしてくれています。

三陽工業を理解し、三陽工業の日本の製造現場を元気にするというビジョンの為に、仲間を増やす為に正しい行動を積み重ねてきた成果です。

これからも成長してくれるでしょう。


極東ブレイン

直近のM&Aがこの会社です。

約半年が経とうとしています。基礎は出来ています。ここからです。努力は必ず成果へと繋がります。しかしタイムラグが存在します。そのタイムラグの状況が今です。

必ず成果が出る。

なぜなら正しい行動を積み重ねているから。初年度は厳しいですが、これからの挽回を期待しています。この進行期で黒字化まで持っていきたい。そして、持っていけるはずです。きっと、極東の社長や役員がやってくれるでしょう。

楽しみにしています。


最後に

もう1つ豊田営業所の一部になっている事業譲渡があります。

規模も小さかったのでここでは割愛しておきますね。4年間で5社のM&Aを実施しました。そして、常にM&Aは進んでいます。最終のクロージングまでいく確率は案件の母数からするととても低いのですが、三陽工業の目指しているビジョンにものづくりの工場は必要不可欠です。

いつ、どこで、良縁に恵まれるかは分かりません。

必ず良いご縁があることを信じて、これからも積極的にM&Aを進めていきます。M&Aを行った会社は必ず良くします。日本の製造現場を元気にするので、それは当然のことです。

本日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。


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井上社長|三陽工業株式会社
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!