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【847球目】人事制度

三陽工業では今月から下期のスタートです。
3月決算だと10月1日が下期のスタートですが、2月決算の三陽工業では9月1日が下期のスタートです。この下期から人事制度が刷新されているのですが、人事制度のみならず制度・ルールについて今日はお話をしていきます。

人事制度再構築

2019年、三陽工業に人事制度が誕生しました。
それまではなかったのです。5年前のお話です。人事制度は無くても、工場長や拠点長、主任やリーダーは存在していました。私が見て、話して、時には周りからの評判も聞いて決めていました。

私は細かいルールがあまり好きではありません。1人1人が考えていけばルールが無い方が自由度も高くより楽しく仕事ができると考えているからです。

ただ、人数が増えてきた時には、そうはいかないと考えました。明確なルールが必要だと。そこでできた人事制度です。いま、三陽工業にある各種の規程も2019年にできています。2019年3月1日。40期の初めに様々なルールが揃って運用が開始されていきました。今から5年前のお話です。

見える化

そして、今回5年振りに人事制度が改正されました。一言で言うと、今までの思考や行動の見える化です。リーダーになるには、主任になるには、拠点長や工場長になるには、部長になるには、どういった思考と行動が必要なのか。それを見える化しています。

見える化しているので、分かりやすい。見える化していて分かりやすいので、そこに到達しているかどうかの判断も付きやすくやります。新入社員からベテラン社員まで、その見える化された基準を見ることができますので、次の役職を目指したいという時にはとても近道になってきます。

大きな変化

人事制度の再構築と呼んでいますので、そもそもが大きく変化しています。
その上で、最も大きく変化したと感じているのは、入学方式と卒業方式の違いです。

今まで三陽工業においては明記はしていませんが卒業方式を取っていました。そもそも入学方式と卒業方式の違いは、卒業方式がその役職に就くことで必要な知識やスキルや考え方を身に着けていくのに対して入学方式は、その役職に就く前に必要な知識やスキルや考え方を身に着けていきます。

拠点が急速に増加していた2019年頃では、全くそのスキルは無いけれども想いだけはある、そんな人が拠点長になっていたこともあります。ただ、その想いだけで拠点長になった社員は今でも立派な拠点長として仕事をしてくれています。

今までは卒業方式だったものがこれからは入学方式になります。どちらを選択してもメリット、デメリットがありますが、今の私達には入学方式が良いという判断での選択となります。

見える化②

もう1つ大きく異なるのが見える化です。
拠点長に必要なものは何か??この問いに対して、全て文章で確認することができます。想いという部分についても、その文章の中に入れ込んでいます。

そもそも人事制度や各種制度については事業活動を効率よく推進していく為のものであり、各自の成長をよりスピード感を持ってもらう為のものです。その先には、仲間を増やしていく事があり、その先には私達のビジョンや理念の達成があります。

見える化。
製造の現場でも間接の現場でも、営業の現場でも大切なことです。見えるから課題も見つけやすくなる。課題や問題が見えない事がどんな仕事においても大きな危機を呼び起こします。

武器

細かい変更点は数多くある今回の人事制度の再構築ですが、大きな武器になってきます。生産推進グループとして入社した人も、その項目を達成していければ先に進むことができるのですから。可能性は無限大です。

そして、この武器を最大限使えるかどうかは自身の理解がどれだけ進むかです。人に説明するということは、そのことをより理解していくことに繋がります。逆に考えると、理解をしていないと人に分かりやすく説明することができない。何なら前と全然変わっていないとさえ思えてしまうかもしれません。

以前とは全くの別物です。理解が進めば進むほど、その意味が分かってくるはずです。武器は作るだけでは意味がありません。使ってなんぼです。大きな武器を手に入れて、またこの下期もシンカをしていきます。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします(#^.^#)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!