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【859球目】子育て支援

兵庫県知事が地上波で話題になっていますね。
明石市の元市長さんが色んな番組に出てお話をされているみたいです。私は地上波は基本見ないので分かりませんが、明石の子育て支援はそんなに優れていないと言われて怒っている動画をXで拝見しました。今日はこれについて書いていきます。

近隣比較で優位

明石市の立地は東隣に神戸市という県庁所在地があり、その中心の三宮駅まで新快速で20分かからないという好立地にあります。新快速は時間帯にもよりますが、1時間に4本、15分に1本運行しておりますので、利便性は良いと言えるのではないでしょうか。

明石駅を真っ直ぐ北へ進んでいくと、三陽工業の西神戸LCや西河原工場があります。車で5分~10分程度の場所です。ここは既に神戸市西区です。神戸市西区の西の方は明石市に接しており、神戸市西区在住で最寄り駅が明石駅の人は結構な数いると思います。

神戸市の子育て施策は決して優れているとは思いません。神戸市や近隣の稲美町、三木市などと比較すると確かに明石市の子育て施策は充実しています。ただ、それは周りから人が明石市に集まっているだけの話です。現に兵庫県としては人口減少していますからね。

茨城県日立市

以前、三陽工業の福利厚生プロジェクトで調査をしてくれました。
茨城県日立市の子育て支援施策。こんな感じです。

第1弾 日立市の子育て支援|日立市公式ウェブサイト (hitachi.lg.jp)

明石の子育て施策の5つの柱はこれです。
①18才まで医療費無料
②中学校の給食費無料
③第2子以降保育料無料
④おむつ定期便(生後3ヶ月から1歳まで。1回約3,000円相当)
⑤市内の施設無料

日立市と比較してみると
①18才まで医療費無料
→日立市も同じ
②中学校の給食費無料
→日立市は小学生・中学生無料
③第2子以降保育料無料
→日立市も同じ
④おむつ定期便(生後3ヶ月から1歳まで。1回約3,000円相当)
→日立市は80,000円上限のクーポン配布
⑤市内の施設無料
→日立市も同じ

こんな感じになります。これに加えて日立市では、
●小学校入学時にランドセルを中学校入学時にスクールカバンを無料提供
●独自の祝い金やタクシー代の助成

という支援があります。日立市と明石市、どちらが子育て施策に優れていますか?言うまでもありませんね。

意味がない

近隣優位では狭い地域でそこに人が集まるだけです。
大きな視野で見ると、あまり意味がありません。これは明石元市長が言っていることに賛同ですが、子育て支援は国がやるべき。私もそう思います。国が全国一律で明石レベルのことくらいはやるべきです。各自治体がやれば良いのですが、自治体ごとに財政状況は異なります。国がこどものために、投資をする。何の違和感もありません。ぜひ、やってもらいたいものです。

声の大きさ

明石は子育て施策が充実している、多くの人が知っているかもしれません。
声高にPRしていますからね。茨城県日立市の子育て施策が充実していることはどれくらいの人が知っているのでしょうか。東京在住の人に聞いてみたことがありますが、知らなかったです。なので、教えておきました(#^.^#)

兵庫県明石市に本社のある三陽工業です。地元明石のことは大好きですし、地域に対して何ができるか、いつも考えています。ただ、子育て施策がそこそこ充実しているだけでは、根本的な解決にはなりません。明石が元気になる為には、もっともっとやるべきことがあると思っています。

冷静に事実を見る力。大切なことです。

そして、逆に茨城県日立市はもっともっと声高らかに、子育ての街であることをPRすれば良いと思います。ランドセルやスクールカバン、結構な費用ですよ。それ以外の施策もコストがかかっています。日立市には行ったこともないですし、なんの想い入れもありませんが、とても興味を持っています。
これからどうなるのか、楽しみです。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします(#^.^#)

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三陽工業株式会社公式 代表取締役社長note
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!