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【231球目】上場企業

上場企業には45日ルールなるものが存在します。

簡単に言うと、四半期の決算報告を締まってから45日以内に実施しないといけないというルールです。3月決算の場合は、

第1四半期・・・4月~6月
第2四半期・・・7月~9月
第3四半期・・・10月~12月
第4四半期・・・1月~3月

なので第3四半期の決算は2月15日までに提出する必要があります。早い所ではそれが出て来ています。ある同業の上場企業の第3四半期の決算が出ていました。それを読ませて頂きましたが、今日はその内容についてのお話です。


その昔

今から7.8年前の話です。

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ある拠点でとても多くの採用費を使いました。そして、成果が出なかった。使った金額は約500万位だったと記憶をしています。

その時に、ふと思いました。

上場しているような大手企業ならば500万くらい余裕で出せるよな。私たちが採用費で勝負しても勝てる訳がない。当時の三陽工業の売上高は10億円台です。大手企業と比較をしても仕方がないのに、漠然とそう考えました。そこからただ求人費を使うだけの行動は辞め、様々な試行錯誤を繰り返し、それが生産推進グループへ繋がっていきます。


上場企業の強さ

昨年のコロナ禍において、改めて上場企業の強さを感じました。

三陽工業は約2割の売上減にも関わらず、ほとんどの上場企業が横ばい、もしくは増収で着地をしていました。上場しているから強いという単純な話ではありませんが、やはりその強さを感じざるを得ません。

私たちと何が違うのか。私たちには何が不足しているのか。

日々自問自答しています。


数字での比較

上場企業では様々な数字を公表しなければなりません。

今日は分かりやすく、在籍数(配属先で就業している人の人数)で比較をしてみます。先日四半期決算が出ていた企業の数字(A社とします)と三陽工業の比較をしてみます。A社の前年期末の数字を100とすると、

第1四半期・・・114.5
第2四半期・・・121.0
第3四半期・・・128.6
第4四半期・・・143.2

となっています。決算資料の中にM&Aでのプラスの記載がありましたのでそれを差し引くと、130.9になります。

三陽工業はどうなのか。同じように前年期末の数字を100とすると、

第1四半期・・・103.5
第2四半期・・・108.6
第3四半期・・・112.5
第4四半期・・・115.6

という伸びになっています。

130.9と115.6。A社は三陽工業のほぼ2倍の伸びですね。この数字だけが全てではありませんが、1つの参考にはなります。そして、今の私たちがやるべきことは何なのか。それを来月から始まる43期の課題として継続して思考と行動していきます。


43期へ向けて

大手企業と比較をすると三陽工業の規模はまだまだ小さいです。

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日本の製造現場を元気にする為に仲間を増やす。私たちのミッションを達成するためには、まだまだやるべきことが数多くあります。43期。それを実現する期です。具体的な行動の1つが拠点長研修。

考える力。試行錯誤を繰り返す力。上手くいかないことを判断し改善する力。やったことがないことをやってみる力。その1つ1つを伸ばす為に取組を行っていきます。

誰もができることを誰もができないくらい徹底してやる力。

全体の底上げを行うことと同時に、より伸びたい人に伸びてもらいます。

本日もありがとうございました。明日もよろしくお願いします。


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井上社長|三陽工業株式会社
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!