【9球目】生産推進グループ
2016年に生産推進グループが誕生しました。
生産推進グループ
派遣先・派遣社員・派遣元。
この3者の負のスパイラルを変えるべく、コントロールできる自分たちの行動を180度変えようと考えて出来たグループの名称です。
180度変える訳ですから、一般的な派遣社員の逆をやればいいことになります。
これに留まらずに、三陽工業の正社員であることに付加価値をつける為に福利厚生として、甲子園球場の観戦チケット、ヴィッセル神戸の観戦チケット、全日本ロードレース・鈴鹿八時間耐久レースの観戦チケット、各種割引が使用できるベネフィットワンの利用。
ちょっと変わった制度として、自分の行きたい道へ行ける立候補制度やZADAN、KOZAといった社内研修制度など、三陽工業という会社に属していることに価値を感じてもらい、三陽工業という会社の中でステップアップすることに価値を感じてもらう仕組みを整えていきました。
全ては製造業の常識です。
業種の違い
製造業と製造派遣業。
並べてみるとよく似ています。
ただ、派遣業=サービス業ですから、製造業とサービス業をやっているんです。こう並べると全く違いますよね。
製造派遣業に製造業の常識を持ちこんでいます。
例えば、派遣事業においては1時間当たりの売上は確定をしています。
仮に2週間で退職したとしても、2週間分の売上は頂けます。
もちろん給与支払いはありますが、それでも利益が残る。
2週間で退社というお客様からすれば、不満足な状態であるにも関わらず、派遣会社には売上・利益が残ります。
働いている人にいくら研修をしてモチベーションアップを図っていっても、お客様から頂く時間当たり単価は簡単には上がりません。
人に投資をするという感性が少なくなるのも致し方ないかなと思います。
製造業においては人に投資をし、その人の技術やモチベーションアップを図ることができたならば、その生産性はその日から上がります。
例えば、研磨において今までは5個/時間だった人が、研修をへて7個/時間になることは、会社にとって直接のプラスになります。
だから、研修等で人に投資をしていきます。
根本的に人への考え方が違います。
私たちは製造派遣業においても、この製造業の常識を落とし込んでいます。
正のスパイラル
生産推進グループのメンバーが目標を持って仕事をしてくれると、定着に繋がり、配属先であるお客様が価値を感じてくれます。
まず私たちは、生産推進グループの働く環境を最優先に考えて整える。
そして、彼らは昨日の自分を超えるような想いを持って仕事に取り組む。
自己の利益だけではなく、働いている職場の改善や効率、仲間を増やすための行動を取ってくれる。
その行動を見ているお客様は、そこに価値を感じて評価して頂ける。
最終的には単価アップをお願いすると承諾して頂ける。
単価が上がるので、さらに生産推進グループが働く環境を整えることができる。本人への給与や賞与での還元、福利厚生の充実。
そしてさらに、仲間が増えていく。
この正のスパイラルを創る。
それが生産推進グループであり、三陽工業の最大の強みです。
行動が先、成果は後
新卒で入った会社で数字が人格だという言葉があったことは、ここで書いたことがあります。
それは反面教師として、今に生きています。
数字、ノルマ、目標、計画。
言葉は変われど、どの会社にも存在するものだと思います。
そして、それに拘れば拘るほど、行動が短期的利益の為になる。
短期的利益の為だけの行動は時に、人を騙したり欺いたりごまかしたりする場合があります。
私たちは数字よりもその前の行動、正しい行動をフォーカスしています。
正しい行動を積み重ねていけば、必ず成果はついてきます。
綺麗事??
そう聞こえるかもしれません。
ただ、2016年に生産推進グループが出来てから、この正しい行動を積み重ねることを継続していった結果、会社は格段に成長していきました。
もちろん、社内には予算という名前の計画が存在します。
それが未達の場合、叱責をされるかと言うと、そんなことはありません。
しかし、正しい行動が取れているかどうかは確認されます。
成果があがっていない=正しい行動が取れていないですから。
じゃあ、正しい行動って何なんだ?
ちょっとしたこと
ちょっとしたことの執着と徹底です。
すごい特許がある訳ではない。
すごいスーパーマンがいる訳でもない。
そんな人たちが集まっているこの会社、三陽工業では、ちょっとしたことの徹底を大切にしています。
ちょっとしたこと。
身の回りにはたくさんあります。
会社の入り口を清潔に保つこと。
挨拶は元気よく。
整理整頓もその1つ。
そういったちょっとしたことの積み重ねが、お客様の対応であったり、生産推進グループ社員への対応にも表れてきます。
成果とは、
ちょっとしたことの徹底で差がつくものだと考えています。
今日も、そのちょっとしたことの積み重ねを行ってます。
では、また明日。