【883球目】サービス業
世の中には数多くの業種があります。農業、林業、漁業、製造業に建設業等々。その中にサービス業という業種があります。今日はそのサービス業についてのお話です。
サービス業とは
サービス業の定義は、お客様に対してサービスを提供する業種です。サービス業にも多くの分類があり、総務省の日本標準産業分類ではこうなっています。
大分類項目表
A 農業、林業
B 漁業
C 鉱業、採石業、砂利採取業
D 建設業
E 製造業
F 電気・ガス・熱供給・水道業
G 情報通信業
H 運輸業、郵便業
Ⅰ 卸売業、小売業
J 金融業、保険業
K 不動産業、物品賃貸業
L 学術研究、専門・技術サービス業
M 宿泊業、飲食サービス業
N 生活関連サービス業、娯楽業
O 教育、学習支援業
P 医療、福祉
Q 複合サービス事業
R サービス業(他に分類されないもの)
S 公務(他に分類されるものを除く)
T 分類不能の産業
人材派遣業は
三陽工業では製造業と製造派遣業を行っています。製造業はEに製造業とありますね。では、製造派遣業はどこに当てはまるのか。製造派遣業は人材派遣業ですので、R サービス業(他に分類されないもの) に当てはまります。製造派遣業=人材派遣業=サービス業なのです。
身近なサービス業
サービス業は私達の生活の身近な所に存在します。飲食店もひとつのサービス業です。飲食店を選択する時、どういった理由で選択しますか?
価格が安い、品質が高い、流行している、接客が良い、雰囲気が良い、家から近い、様々な理由で決めているはずです。私はどんなに品質が高くて価格が安い所でも接客が悪いとそこには二度と行きません。
随分と前の話ですが、10年くらい前ですかね。とても美味しいと評判のお蕎麦屋さんへ行った時のことです。確かにお蕎麦は美味しかった。とても美味しかったです。ただ、接客は最悪。不愛想な接客でした。その後、そのお店には行っていません。そして、いまはもう潰れて無くなっています。どんなに品質が良くても、サービス業の本質を外してしまうと継続できない。それがサービス業においてとても大切なことです。
逆に
逆に、とても接客が良いお店があります。
定期的にそこには行きます。その接客を提供しているのは学生のアルバイトです。学生のアルバイトなのにサービスレベルが高い。一度聞いてみたことがあります。なぜ、そんなにサービスレベルが高いのか。そうすると、こんな答えが返ってきました。先輩から教えてもらっています。先輩のレベルに追いつこうと必死に頑張っています。
なるほど。好循環ですね。そして、そのお店のお手洗いには、当店のアルバイトを御社の新入社員にいかがですか?というメッセージが書かれています。これまた好循環ですね。
サービス業として
お客様に対して、働く人に対して、自身のサービスレベルはどうなのか、考える必要があります。派遣で働く社員は決してお客様ではありません。私達の仲間ですから。ただ、定着を考えると、こういったサービス業の要素を働く人達にも当てはめると考えが纏まりやすくなります。
求職者が応募してくれたところからそのサービスは始まっています。面接は非常に重要なサービス提供の場の1つです。そこから定着して、その人がキャリアアップしていく過程もそうです。気心が知れて、友達の様になる人もいるでしょう。適度な距離感を取っていた方が良い人もいるでしょう。
全てはサービス業の考え方と同様です。相手にいかにして満足してもらうのか。それをド真剣に考える。それが面白いですよね。
製造業
製造業はどうなのか。製造業は良いものを作り続ければ良い。そんな時代はとっくの昔に終わっています。製造業もいうなれば、製造サービス業です。
製造物を通じて、相手の満足度をいかにして上げていくか。良いものを作ればもちろん、満足度は上がっていきます。ただ、それだけではなく、相手とのやり取りや、対応力はサービス業に通じるものがあります。
製造サービス業、物流サービス業。
三陽工業の製造業はそうあるべきだと考えていますし、それができると確信しています。全ての業種に通じるサービス業の考え方。相手に満足していただく。手段はそれぞれですが、目的は同じです。
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします(#^.^#)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!