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【16球目】兵庫県立大学・みなと銀行連携講座①

兵庫県立大学とみなと銀行は産学連携協定を結び、

地域企業の戦略と経営

という講座を半年間開催しています。

今日はそのお話を。

みなと銀行西明石支店

三陽工業の本社は以前、JR西明石駅から徒歩10分ほどの所にありました。
昔から、みなと銀行さんとは懇意にさせて頂いています。
給与振込もみなと銀行さんですし、私個人の住宅ローンも、みなと銀行さんです。そんなお付き合いのあるみなと銀行の西明石支店長が本社にお越しになられ、

兵庫県立大学との連携講座の講師をお願いしたい。

と依頼がありました。

まず最初に感じたこと。

私はその昔、神戸商科大学(今の兵庫県立大学)を受験して落ちました。
そんな人間が話をするなんて、ちょっとおもしろいやん(*'ω'*)

たぶん、リーマンショック前の私なら「落ちた大学で話をするなんて、とんでもない」と思っていたかもしれません。

そもそも、講師の依頼は来ていないと思いますけどね。

自分が足りなかったから落ちた。
でも、その出来事があったので、私は佐賀大学へと進学しました。

佐賀で学んだ多くの出来事、そして佐賀で出会った多くの人達とのご縁を考えると、胸張って、

この大学を落ちました!

と言うことが出来ましたね。

兵庫県立大学と私

昔の神戸商科大学と姫路工業大学、そして兵庫県立看護大学が1つになって2004年に誕生した大学です。

私は1996年に受験をしていますので、その時はまだ神戸商科大学でした。

高校3年生の頃、7月まで野球漬けです。
野球が終わってから勉強を始めましたが、長時間勉強する習慣がないので、夏休みはまず、その習慣をつけることから始まりました。

とはいえ、1日中勉強することを約1ヶ月続けると、少し自信が出てきます。

夏休み最後に受けた模試。
少し自信がある状態で受けましたが、

333点/800点

見事に自信は打ち砕かれました。

当時は

現役でここに入りたい!

そんな強い意志があった訳ではありません。
ただ、3年間一緒に野球をしてきた仲間たちがみんな、今度は一生懸命勉強し始めたんです。

これはプレッシャーでした。
自分だけやらない訳にはいけない。

凄くプレッシャーを感じながら勉強してました。
終わってみんなに聞いたら、みんなそう思ってたみたいです。

そんな状況で、1月のセンター試験を迎えました。
とりあえず限られた時間でしたが、やれることはやった。
あとは当たって砕けろの精神でした!

すると、すると、まさかの過去最高得点ですよ。

担任の先生が、〇〇大学も〇〇大学も○○大学もいけるぞ。
(地方の国立大学です)
担任の先生もまさか、私が現役でいけるとは思ってもみなかったのでしょう。

考えました。
考えて考えた結果、担任の先生に告げます。

【  私  】商大(神戸商科大学)受けます。

【先生】・・・・・・・

【  私  】無謀なのは分かっています。でも受けたいんです。
そして、もし、受けずに違う所に行ったら、きっと後悔すると思うんです。

なぜ、こう思ったかは、県立大学での講義で少し触れましたが、ここでは内緒にしておきます。

そして、商大受けました!

そして、見事に落ちました!

それで佐賀大学に行きました!

結論、佐賀大学に行って良かったです!

はい。
どこへ行くかも大切ですが、誰と何をするかってもっと大切ですよね。

兵庫県立大学『地域企業の戦略と経営』

昨年の12月11日に、兵庫県立大学のキャンパスで約300名(一部オンライン、ソーシャルディスタンス確保)で実施させて頂きました。

会場について思ったこと。

ここ、絶対受験した会場やん!!

もうドキドキが止まりません。
15社ほどが参加しているのですが、みなさん『当社の〇〇戦略』とか『神戸から世界へ』とかのテーマを決められている中で、私の講義の表題は

『この大学を落ちた経営者の話』です。

本当にこの表題をお許しいただいた、兵庫県立大学とみなと銀行の関係者のみなさんには感謝しかありません。

そんなこんなで90分間。
お話しさせて頂きました。
楽しかったです。

なんだろう、最初の一言目、めっちゃ緊張しました。
自分でも信じられない位に緊張していました。

でも、数名の社員も聞きに来てくれていたんですが、その社員を見ると、すーっと落ち着いて、いつも通りにお話をすることができました。

社員の存在って凄いな

兵庫県立大学の大きな講堂の真ん中で講義をしながら、そんなことを考えていました。

まだまだ続くので、明日も書きます!!!!

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井上社長|三陽工業株式会社
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!