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【464球目】タイパ

タイパとは?

タイ焼きパーティー?
タイヤパフォーマンス?
タイミングがパー?
タイでパーっと?

どれも違います。タイパ=タイムパフォーマンスです。2022年の新語にも選ばれたこのタイムパフォーマンスという言葉。今日はこれについて考えていきます。


タイムパフォーマンスとは

よく似た言葉にコスパがありますね。コスパ=コストパフォーマンスです。

あの店はコスパいいよね。金額に対して価値が高いと感じた時に使う言葉ですね。タイパも少し似ている言葉ですが、金額ではなく時間です。時間に対して価値が高いと感じた時に使う言葉ですね。あの商談はタイパが良かった。あの会議はタイパが悪かった。こんな使い方ですかね。ちなみに私はまだ使ったことがありませんww時は金なりという様に時間=お金と置き換えると同じ様な使い方になると思います。製造現場においては、当たり前の考え方ですね。今日はタイパが良かった。今日はタイパが悪かった。

タイパという言葉は使わず指標を使います。当社では生産性指標と呼んでいる言葉です。今日は生産性指標が良かった。生産効率が良かったという意味です。もう少し具体的に言うと、1つ1つの部品が持っている工数(見積もり金額から逆算します)内で1日の作業が完了していることを指します。1年間この生産性指標があるラインを超えるとその職場からは適正な利益が生み出されることになります。逆に、指標が悪いと適正な利益が出ていないことになります。タイムパフォーマンスは高い方が良いに決まっています。ただ、いきなり高くなるかと言うとそうではありませんね。考え方の1つとしては重要なことです。


タイパを上げる為には

調べると色々と出てきましたが、自分の言葉で書いていきます。

自分の職場のタイパを上げようとすると、何が必要か。
●職場での仕事を理解する
●その仕事にどれくらいの時間がかかっているかを可視化する
●仕事をする人の能力を可視化する
●仕事量を可視化する
●仕事の納期を可視化する
●進捗を可視化する
●適正な仕事のクオリティを確立する
●適材適所の人員配置
●リスクを検討し準備する

製造現場をイメージしながら書いています。製造現場において、タイパを上げようとすると、その為の準備が必須です。出来る人が集まってガヤガヤしながら仕事するとそれは必要ありませんが、新人が入って来たり、新しい仕事が出てきたり、複数の仕事が同時進行している場合は、こういう事が必要になります。会議のタイパが悪い。そんなこともあるかもしれません。

日本全体に言えることかもしれませんが、会議をすれど何も決まらない。そんな会議はやらない方がいいです。チャットで情報共有すればいい。それこそタイパは抜群です。なぜ会議で何も決まらないのか。完璧を求めすぎるのと、責任の所在ですね。逆を言うと、完璧を求めずに責任の所在が明確であれば、会議はとてもタイパがよくなります。ドンドンものが決まる。行動へと移っていけます。もちろん、その場の雰囲気とかもありますね。


タイムパフォーマンスを考える

とても良いことです。全ての仕事がお客様に価値を感じて頂き、その対価として代金を頂くことで成り立っています。その代金=売上なので、仕事における全ての行動は工数で表すことが出来ます。働く人が毎日8時間の工数を使って、どれくらいのパフォーマンスを上げるのか。それを可視化して問題があれば改善していく。当社の工場では日報を記載していますが、まさにこの考え方に基づいて生まれたものです。そう考えると、製造現場は何十年も前からこのタイパという概念を取り入れています。タイパが良い状態。健全な状態です。

ただし、その状態に持って行く為には大きな準備=タイパが悪い状態がいることを頭に入れておかないといけません。タイパを最大限良くする為に、使えるツールが現在では数多くあります。それらのツールを有効に使いながら、タイパを上げることを考える。大切なことですね。と同時に、製造現場においては多くの学びがあることを再認識させてくれたこのタイパという言葉。

タイパ=タイムパフォーマンスです。

意識していきながら、その状態を創り上げていける人が増えてくると会社は強くなります。タイパを上げる為に、タイパが悪い事を許容する事も必要ですね。こういった事を頭に入れながら、シンカしていきます。

本日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!