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【322球目】リーダーシップ

リーダーシップを検索してみると。指導者としての能力・力量・統率力と出てきます。

三陽工業には色んなリーダーが存在します。部署でのリーダー、グループリーダー、拠点長、課長、部長。室長や役員、そして私もそのリーダーの1人です。今日は私の考えるリーダーシップについて書いていきます。


ひとことで言うと・・・

リーダーシップ=リーダーに必要なことです。

リーダーに必要なことは数多くあります。その中で、最も重要なことは何かというと、意思決定です。決めるということですね。リーダーは周囲から相談を受けたり、悩みを聞いたりすることがあります。その様な状況の中で、最適解を示すことがリーダーには必要です。もちろん、意図的に答えを出さずに考えてもらう時もありますが、それはここでは置いておきます。


意思決定

意思決定をするにあたって大切なことは、現状把握と未来に対しての想像力です。

入って来る情報を元に自分の頭の中で計算や想像をして最適解を導いていくということです。ある人が、今の状況に不満があることを相談してきたとしましょう。よくあることですよね。まずは、その不満の状況を聞くことから始まります。その状況を聞いた上で、その人の感情や置かれた状況を適切に把握する。そして、把握した上で、未来に対しての最適解を示していきます。

未来に対しての最適解が1つであることは稀です。いくつかの可能性のある候補がある場合が多いです。

その1つ1つの候補に対しての想像力が大切です。Aという答えを選ぶと未来はこうなる。Bの場合は、Cの場合は、それぞれこんな未来になる。もちろん未来のことですから、全て可能性です。そうなるとは限りませんが、現状把握が出来ていれば、大きくズレることはないでしょう。もし、大きくズレた場合は、軌道修正します。インプットをベースにしてアウトプットを行うと言ってもいいかもしれません。

ここで大切なことは、決めるということです。

ここが曖昧になると、信用してもらえなくなります。そして、その相談ごとが自分の権限や裁量を超える場合は、その旨を明確に相手に伝える必要があります。明確に伝えた後は、最短かつ最速でしかるべき人に相談を行う。相談して出てきた結果をまた、最短かつ最速で本人に伝える。会社員時代に何回かやったことがあります。その場で自分が決められないことについて、その場で決裁者に電話して相談する。その場でもらった答えを相手に伝える、そんなことをやったことがあります。

相手からは頼りなく見えたかもしれませんが、そのスピードはとても大切です。半日や1日で人の気持ちは変わりますから。

決めるという行為は慣れていないと大変なことに見えますが、慣れるとそんんなに難しくありません。そして、それがいつ訪れるか分かりませんから、常に様々な方向にアンテナを張って、敏感になる必要性が生まれてきます。

製造現場へ行くと、小さな意思決定の連続です。

生産計画があってもドンドン変化します。その都度、意思決定を行います。安全面で不安全行動を見つけるとその場で指摘します。瞬発力が必要になってきますね。決めることの大切さ。リーダーには理解して、その上で思考と行動をして頂きたいと考えています。


失敗ではなく経験

自身で決めたことを上長に相談した際に、他の考え方ややり方を提示されることがあります。

それでいいんです。

その細かなズレを自分自身で認識して、軌道修正をしていくことが出来れば次に同じことや同じような事が起きた場合には適切に対応ができるはずです。最も成長しないのは何も決めないこと。決めないので相談もしません。そうすると、その場で立ち止まってしまいます。そこから動かない。でも、外部環境はドンドン動いていきます。その結果、置いて行かれてしまいますね。

意思決定、リーダーにとっては大切なことです。

自信を持って意思決定するためには普段のアンテナや学びが必要不可欠です。逆に、自分自身が答えを持っていることに対しての相談はとても簡単です。状況に応じてそういう時は、自身で考えてもらうようにします。そうすることによって、更なる成長が期待できますからね。これからも色んなことを決めていきます。

本日もありがとうございました。

明日もよろしくお願いします。




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井上社長|三陽工業株式会社
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!