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【634球目】最終戦

明日、明後日と三重県の鈴鹿サーキットで全日本ロードレースの最終戦が開催されます。あっという間に最終戦という感じがしますが、今日はそのお話です。



JSB1000

国内ロードレースの最高峰クラスがこのJSB1000です。
KRP三陽工業&RS-ITOHはこのクラスにKawasaki車として唯一の年間参戦を行っています。


鈴鹿サーキットHPより

10月3日時点でのエントリーリストです。
車両メーカーの記載がありますが、Kawasakiと表示されているのはゼッケンNO11、KRP三陽工業&RS-ITOHのみになります。こう見るとHONDAが多いですね。1年間、こういった状態でこの日本最高峰クラスのJSB1000にチャレンジしてきました。ライダーがKawasakiの伝説のライダー、柳川明さんというのも何かのご縁を感じます。最終戦も怪我無く走り切って頂きたいものです。


ST1000

JSB1000より改造範囲が狭いST1000クラス

鈴鹿サーキットHPより

ST1000には5台のKawasaki車のエントリーがあります。
そのうち1台はKRP三陽工業&RS-ITOHであり、2台はMATSBA RACING PROJECT&RS-ITOHです。5台のKawasaki車のうち3台はRS-ITOHのオートバイなんですね。

RS-ITOHの凄さを感じる所です。上位2つのカテゴリーで多くのKawasakiのバイクを走らせている訳です。

RS-ITOH

1995年からレース活動を始めたチームです。

サーキットやYouTubeでの実況を聴いていると、Kawasakiの雄、Kawasakiの伝統あるチーム、そんな紹介をされていたりします。

三陽工業がスポンサーになったのが2016年のことですから、RS-ITOHの歴史の中では最近と言えば最近です。それでも7年経過しているのですね。

2017年シーズンを迎える最初の体制発表会でお話した内容をよく覚えて
います。大きなことはできませんが、継続してチームを支えることができる存在になっていきたい、そんな内容のお話をさせて頂きました。

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国内ロードレースを遡っていくと、たばこメーカーが大きなスポンサーの時代があったり、コンビニやラーメン屋さんがチームのメインスポンサーだったりと様々な企業がスポンサーをやっていた時期があります。今よりも注目度が高く集客力が高かった時代は、スポンサーも集まりやすかったのだと思います。

それが今となってはスポンサーを集めるのにも一苦労です。
私達はKawasakiの仕事をしているという関連もありましたのでKRP=かわさき恩返しプロジェクトとして、7年間継続して来ていますが、通常の企業だと短期間でスポンサーを終了することはよくあります。

現在の全日本ロードレースを客観視した際に、そのスポンサーになるだけで何かを得られるということはありません。スポンサーをすることによって、自動的に集客力が高まったり認知度が高まっていくことはありません。

それを1つの武器として使いながら、能動的な活動が求められます。
三陽工業においては広報グループがその役割を担ってもらうことによって、全日本ロードレースにおいての三陽工業さよりんの認知度は少しずつ
高まっていると感じていますし、実際に営業活動や採用活動においてのプラスになっている事例はいくつかあります。


これからの全日本ロードレース

来シーズン、新たな挑戦を行うという若い力の話をお聞きしました。
そういうことを聞くとワクワクしますし、同時にそういった若い力が挑戦したくなるような世界を創る必要性を感じています。野球でもサッカーでも、他のスポーツでも何でもそうですが、競技人口や裾野の広さはその業界の発展においてはとても大切な要素になります。

私達は微力です。それは認識しています。その上でやれることを継続していく。それがKawasakiに対して、私達ができることだと考えています。今シーズン最終戦も楽しみにしています。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

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三陽工業株式会社公式 代表取締役社長note
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!