【186球目】極東ブレイン
昨日も少し書きました、12月1日付で三陽工業のグループ会社になった極東ブレイン。
今日はその会社について、今後の展望も含めて詳しく書いていきたいと思います。
三陽工業・HR事業部との相乗効果
極東ブレインは、技術者派遣事業をメインに行っている会社です。
私も経験がありますが、HR事業=製造派遣事業において新規営業に行った際に、「CAD使える人はいませんか?」「設計できる人が欲しいんですけど?」、そんなお客様の声に遭遇したことがあります。
きっと当社のHR営業にも多いのではないでしょうか。
そんな状況の中で一度、技術者派遣事業に取り組んだことがあります。
自社で研修設備を整えてCADの研修を実施する。
未経験から基礎的なことを学び、技術者の卵として各企業に配属していく。
そんなイメージを行いながら少しずつ前へ進んでいっていました。
しかしながら、様々な問題と壁にぶつかり、一旦は中断。
中断したものの、「生産推進グループ社員の活躍する場を増やす」「仲間を増やす」という私たちのビジョンに沿った行動ですので、何か良い方法はないか模索していました。
そんな中、極東ブレインの話が舞い込んできました。
先方の社長様ともお話をさせて頂き、会社が目指そうとしている所も似ている部分があり、12月1日の契約に至っています。
まずは関西圏からになりますが、製造派遣の提案と技術者派遣の提案ができるようになります。
そして、この2つの事業領域は隣り同士であり、一部重なっている部分があります。
まさに相乗効果が見込める、私たちにとっては貴重なグループ会社の誕生です。
まずは極東ブレインが自走する形を整える。
そして、最も近隣の神戸RCから関西圏の拠点との連携を図る。
ゆくゆくは全国にそれを広げていく。
そんなイメージを持っています。
サンテックとの相乗効果
三陽工業の子会社であるサンテックはレーザー加工、板金を行う会社です。
このサンテックには設計の部署があります。
CADを使う業務ですね。
こことは直接の相乗効果が出てきます。
今まで何度か、サンテックのCAD業務の人員不足という状況がありました。
もし、今後そのような状況が予測されるとすれば、前もって極東ブレインで研修、教育を行い、サンテックへと配属することができます。
極東ブレインにとって、サンテックは同じグループではありますが、顧客になり得る会社です。
この動きは、次のサンテックのCAD業務の人員不足発生時にはすぐに動けると考えています。
三陽工業・GT製造部との相乗効果
「設計がやりたい」という人のチャンスが増えるのはHR事業部と同じです。
逆に、製造と設計は隣同士ですので、ゆくゆくは全く異なる常識を持つ2つの部署の交流があれば、より面白い何かが生まれるのではないかと考えています。
製造部の人が設計を経験する。
設計の人が製造を経験する。
とても貴重な経験値になります。
最近、サンテックに入った設計業務担当の新入社員は、まずは製造現場で研修を実施しています。
「後工程はお客様」という言葉があるように、設計業務の為に製造現場を経験できることはとても貴重な経験値になりますよね。
新体制
私は極東ブレインの代表取締役会長になります。
ちなみにサンテックでも同じ役職です。
極東ブレインの新社長は三陽工業のブランド戦略室室長。
採用の責任者です。
そして、もう1人の役員は三陽工業の新規営業グループ主任。
派遣事業において最も大切な採用と新規営業。
この2つの力量を持った人たちが極東ブレインへ入り込んで自走するために尽力をしてくれています。
もう1つの目的は、子会社の役員になるということ。
そして、特に社長になるということ。
今の三陽工業のフェーズにおいてはこの経験値は大学院のMBAへいくよりも貴重な体験になります。
営業・採用・人事・労務・経理・総務・広報・情報システム等の規模は小さくても、全ての業務に携わり理解をする必要がありますから、それはそれは良い経験になるんです。
これは私の経験則ですが、確かに負荷はかかります。
人が休んでいる時にもやらなければならない時もあります。
しかしながら、それを乗り越えた時はとても大きな、本当に大きな成長に繋がります。
やっている時はしんどくて逃げだしたくなるかもしれませんが、逃げずに挑んでいけば、そこには明るい未来しかありません。
製造業とHR事業=製造派遣事業、そこに技術者派遣事業も加わり、いつの日か「この3本柱が三陽工業の主力の事業です」と言い切れる日が待ち遠しいです。
その間に4本目も探しておきます。
本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。