見出し画像

【955球目】KRP三陽工業&RS-ITOHについて

=社長ラジオ【29球目】の内容です=

皆さん、こんにちは。日本の製造現場を元気にする三陽工業の井上でございます。本日は「KRP三陽工業&RS-ITOHというバイクレースのチームについて」お話をして行きたいと思います。


▼KRPって何?

三陽工業っていう会社は今期45期目、45年目を迎えてるんですけれども、この45年間、Kawasakiのオートバイの仕事をさせていただいております。研磨であったり、物流であったり、はたまた製造派遣というお仕事で、Kawasakiのオートバイの生産に携わっています。

このKRP三陽工業&RS-ITOH、そもそもKRPってなんぞやっていうところは、KawasakiのK。RはRepayment。PはProject。「Kawasakiおんがえしプロジェクト」という名前となっています。

我々は30年間、Kawasakiの仕事だけをやってきたと言っても過言じゃないぐらい、会社の仕事の中心にKawasakiのオートバイのお仕事がありました。30年間リーマンショックまでです。リーマンショックを経て、我々は新たな一歩を見出して、今では全国に営業所があったり、全国に製造拠点があったりするような企業になってきたわけなんですけれども。

それがある程度の形になってきた時に、特に県外に出て行った時に、Kawasakiという企業様とお仕事しているっていうことの安心感というか、新たなお客様のところに行って、「Kawasakiさんのお仕事をしてるんですね。じゃあ、大丈夫だね」ってよく言われたんです。

そういうところを踏まえて、我々はKawasakiに育ててもらった。すみません、でも敬称略なんで、あえてKawasakiって言ってますけど、Kawasakiに育ててもらった。そんな企業が今度は逆にKawasakiに対して何か恩返しをすることができないのか?って考えた時にできたのが、このKRPという存在です。

▼最初のきっかけは意外なところから

KRP三陽工業&RS-ITOHというチームの最初のきっかけは、2016年の鈴鹿8時間耐久レースなんです。その時はまだKRPという名前はなくて、KRPは2017年からなんですけど、16年の8時間耐久レースにスポットでRS-ITOというチームにスポンサーをすることになったんですね。

2016年8耐マシン

当時、新入社員だった今、広報課長をやってくれてるかがっちさんが、「伊藤さんのチームでメインスポンサーが外れて…」みたいな話を入社の2日目ぐらいにしてきたんです。

バイクのお仕事をしてますんで、バイクのことに興味があるのかと思いきや、当時はバイクのことに興味がなかったんです。仕事としては興味があるんですけど、バイクレースのことに関してはあまり興味がない。なんならバイクレースで走っているようなフルカウルのオートバイっていうのは、実は我々のお仕事は非常に少ないんですね。

研磨をする部品なんかをほとんどついてないので、どちらかというと研磨をする部品っていうのは、アメリカンタイプのオートバイだったり、ネイキッドのオートバイだったりっていうところに、メッキの部品だったり、クリア塗装の部品って使われているので、そういうところにより興味があったので、フルカウルのレース用のバイクって本当に興味がなかった。

そんなところでKawasakiのレースチームに対してのスポンサーの話が出てきた。これは感覚ですけど、すごい面白そうっていうのと、オートバイというところで仕事の延長線上にもあるのかなと。今まで興味はなかったものの、そこに一歩何かを踏み出してもいいんじゃないかなって直感的に感じたんです。そこでお話を聞くことになって、そこでご縁をいただいて、今に至るというわけです。


▼変わらない想い

2017年に初めて体制発表会をした時に、毎年最初に私がお話をさせていただいてるんですけど、長く続けたいっていうそんなお話をさせていただいたんです。1年だけとか、3年だけとか、5年だけとかじゃなくて、このRS-ITOHというチーム、なんならKawasakiというオートバイがそのレースに携わる限りは、我々は微力ながらではありますけれども、継続して何かをやりたい。

2017年体制発表会の様子

それが我々を育ててくれたKawasakiというメーカーに対しての一つの恩返しなんだっていう、そんな想いを持っています。今も持ち続けています。


▼2025年のKRP三陽工業&RS-ITOH

コロナ禍えるKRP三陽工業&R-ITOHは、全日本ロードレースと鈴鹿8時間耐久レースに参戦をします。全日本ロードレースはJSB1000というカテゴリーに2台、ST1000というカテゴリーに1台。

ST1000は昨年JSB1000に乗ってた我々のメインライダーである佐野優人がST1000になります。プレスリリースにも載ってるんですけれども、佐野優人が自分でST1000を走りたいって言い出したんですね。

その内容を聞くと、すごく共感をしました。是非とも、それをやってほしいって思った。だから我々もST1000を走りたいっていう想いには、すぐさま賛同しました。


▼佐野優人の想い

ST1000、カワサキプラザレーシングという、いわゆるKawasakiの今のトップチームって言っていいんかな?限りなくオフィシャルに近い、まあまあオフィシャルのチームですね。ワークスではないんですけど、Kawasakiさんのホームページを見ると、それが載ってたりするチームです。

そのチームに勝負を挑みたい。昨年、一昨年の鈴鹿8時間耐久レースで、佐野優人はカワサキプラザレーシングで鈴鹿8時間耐久レースを走ってるんですね。その時、プラザレーシングのメインライダー、岩戸亮介さんは怪我をして走れなかったんですけど、そこに選ばれるぐらいの力を持ってると思っています。

彼が今年のST1000で表彰台に乗る、なんなら一番高いところに乗る、そんな想像を実はしてるんです。可能性、十分にあると思います。彼のポテンシャルがすべて解放されて、マシンのポテンシャルももちろんすべて解放されて、しっかりといろんな歯車がバチッと噛み合えば、十二分にその可能性はあると思っています。そんな日が来るのを今からすごく待ち遠しい限りですし、そのためにしっかりと応援をして行きたいと思ってます。

今日はこの辺で。
ご安全に!


【三陽工業株式会社HPはコチラ】


いいなと思ったら応援しよう!

井上社長|三陽工業株式会社
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!