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集団作業療法を考える会「さんやまち」 第18回定例勉強会報告

令和3年6月4日(金)

「実は…群れるの苦手なんです…〜苦手だけど集まりたい!と思える集団の作り方〜」をテーマに、今回もZoomを利用し、第18回定例勉強会を開催しました。

今回は初の多職種(言語聴覚士)の方のご参加もいただきました。
「集団を扱うけど、実は群れるの苦手」という方は意外と多くいる中、なぜ群れるのが苦手と感じるのか、理由を皆で出し合って共有し、集団に参加すること、そして集団をファシリテートすることを考える機会をもちました。

参加者を3人、5人、6人と異なる人数のグループに分け、ブレイクアウトルームを利用して話し合っていただきました。
グループの司会進行を設定しなかったので、5人以上のグループでは、最初に誰が発言するか、少し間があったとか...。
「何人くらいの集団なら大丈夫?」
「全員初参加だったら?」
「自分以外は既に知り合いになっている集団に参加する場合は?」
「利用者としての参加とファシリテーターとしての参加の違いは?」
「なぜ怖い?」
「集団のメリット/デメリットは?」
「集団の凝集性が高まる活動は?」
等など。


約20分間の間に各グループで色々な話が展開されました。
ブレイクアウト後、各グループからの報告に対して、川口先生からフィードバックをいただきました。
「知らない人の集団の中に入る時の心境」
「新たに入る人を楽にしてあげるには?」
「笑顔が見られることが多いのは?」
「楽しさを作る術は?」
「所属感を出すには?」
「こどもの集団を母親が見守る時」
「参加者が不適応行動を起こした時」
「参加者が不安になるのは?」
「パラレルな場とは?」
「リハ場面で患者さんをつなぐ」
等など。


これらのキーワードに基づいてフィードバックをいただき、非常に内容も濃く、時間があっという間に過ぎてしまいました。
集団を見る視点を変えるきっかけをいただけたと思います。

次回のさんやまち定例勉強会のテーマも、着々と検討を進めております。
この話が気になった方、興味をもたれた方、そうでもない方も、ご参加を楽しみにお待ちしております。
次回以降も乞うご期待!

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