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事業内容は目的じゃなく手段である

--stand fm--

今日は「事業内容は目的ではなく手段である」というお話をさしていただきたいと思います。

本題に入る前に…
昨日はラジオお休みさしていただきました。
お店の中で最初の1分30秒を収録したんですけど、
スタッフが早めに出勤をしてきてくれて、
そのまま収録するのも恥ずかしかったんで途中でやめました。
ごめんなさい。


昨日は神戸国際調理製菓専門学校で去年に続いて2回目の講義をさせていただきました。
学生を前にコーヒーの話を6時間するってなかなかでして…
美味しく飲んでくれる学生さんが圧倒的に少ない中で6時間コーヒーを飲ませ続けるという、
お互い我慢大会的な感じで僕は大好きです。


この学校の学生さんは日本料理やケーキとか幅広い知識を勉強しています。
その中でコーヒーもしっかり学んでおこうということで、
特別授業みたいな感じでやらしていただいてます。


前半3時間はコーヒーがどういう要素で味わいが変化するのかという座学で、
後半3時間は7チームあったのでオリジナルブレンド作成とハンドドリップをしてもらって、
1番おいしかったチームを決めるようなワークショップ形式でさせてもらいました。


卒業して今後飲食業界に入っていく学生の人たちが
魅力的な業界だと思って欲しい。
夢を持って飲食業界に入ってくる学生の気持ちにもしっかり応えれるように、
僕たちのような小さいお店ですけれども頑張っていかないといけないなと思わせてくれました。


今日は「事業内容は目的ではなく手段である」というテーマです。
僕らの事業内容って皆さんご存知の通りコーヒーです。
コーヒーショップを営んでいるので当然それが事業内容なんですけど、
例えば事業内容を目的として「おいしいコーヒーをたくさんの方に広めたい」みたいな経営理念とかにしてしまうと
いろいろ難しい点が発生したりすると思ってるんですね。



例えばセブンイレブンさんでもおいしいコーヒー飲めるじゃないですか。
今までインスタントコーヒー飲まれている方からしたら、
挽き立てのコーヒーっておいしいなって感じると思います。


そうすると、おいしいコーヒーが広まってしまったら、
「おいしいコーヒーを広めたい」が経営理念の事業は終了してしまいます。
コンビニのコーヒーは認めない!僕たちのコーヒーがおいしいコーヒーなんだ!と言って続けることもできるんですが、
ちょっと強引が感じがしますよね。


その他にもコロナの時に生産国でコロナ被害があり経済がストップして、
もう日本にコーヒーが入ってこないんじゃないかみたいなこと言われてたんですね。
そうなったらコーヒー屋さんでコーヒー出せなくなるわけじゃないすか。


その時に「おいしいコーヒーを広めたい」っていう理念の場合、
その時点で目的を失って終わってしまうんじゃないかなって思ってるんですね。
ってことはその目的や理念を掲げることは会社にとってのリスクになっている。


コロナの影響で日本からコーヒーがなくなりますっていう話になったら、
お客さんにコーヒーなくなるみたいなんでちょっと紅茶屋さんなるかもしれませんみたいな話をさせていただいてるんですね。
実際それぐらいの覚悟もあります。


僕は皆さんにコーヒーを提供する事はあくまで手段であり、
僕の目的は別にあります。


目的の言語化がまだちゃんとまとまってないんですけど、
出来ればずっとお世話になった天満に400坪位の大きなお店を作って運営していきたいと思っています。
その場でいろんなものを作って提供していきたい…
とにかく大きなお店を作りたいっていう漠然とした考えがあります(笑)


コーヒーがなくなったとしても別の手段でお客様と繋がれたらいいなぁとおもっています。
お客さんとつながるためにおいしいコーヒーを提供しようと頑張っているって思って頂ければ嬉しいです。


なので今後コーヒー事業以外も積極的に挑戦していきたい。


今日は「事業内容は目的ではなく手段である」というお話でした。
ありがとうございました。共にがんばっていきましょう。

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