70's Rockアルバム Minute by Minute 1978
70年代後半になるとブリティッシュロックばかりだった私も視野が広くなり、アメリカンにも手を(耳?)だしはじめた。東京に開催されるコンサートでバイトしながら様々なバンドを見た影響もあるが英国ロック衰退感もあったのかもしれない。センス良い音が聞こえ出した代表が、Tom Johnstonが離れSteely DanからJeff BaxterとMichael McDonaldが加入したドゥービー・ブラザースの「ミニット・バイ・ミニット」(1978)です。カセットテープにダビングして友人の車の中や、カセットデッキを海に持っていき良く聴いた。21歳になったころ、東京でのボロボロアパート2つを経験して、やっと綺麗な3つ目のアパートで音楽ばかり聴いていた。住んでいた西荻窪にはライブハウスがいくつかあって通ったり、独りではなく友人と一緒の時に聴く音楽が必要になった。軟弱になったとも言える。
ドゥービー・ブラザースはこの次のアルバム「ワン・ステップ・クローサー」(1980)の2枚を買ったがその後は離れて、スティーリー・ダンからザ・クルセイダースへと好みが変化。1979年にでたクルセイダースの傑作「ストリート・ライフ」は(良く言う)盤が擦りきれるくらい聴いた。次作の「ラプソディ&ブルース」(1980)までですが。ドゥービーにとって全米1位のセールス、そしてグラミー受賞。彼等の最高傑作ですね。
レコードはせいぜい月に2枚程度しか買えないから、もっぱらFMエアチェックでした。自作のスピーカー、デンオンアンプとプレーヤー、アイワのカセット、トリオのチューナー。秋葉原に行くのは楽しかったですね。それもヒノオーディオが閉店するまででした。