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柔な私の80'sRockアルバム BenWatt

    1985年から87年くらいだったか、香川県に住み忙しく仕事をしていた私は、残業の無い土曜日は仕事が終わると大阪に走って(愛車GOLF2で) 行った。まだ瀬戸大橋無くフェリーで岡山に渡り、高速道路も繋がっていない時代です。22時頃着いてミナミで食べて呑んで上本町で呑んで寝てすぐ帰るという、まだ元気な若者時代。

North Marine Drive

    大阪での最後はいつも同じお店。女性のDJさんが音楽を流し、聴きながらお酒を呑める小さなお店。後から聞いた話だと、私はほとんどしゃべらず音楽を聴いて呑んでお店が終わる頃帰っていたそうです。料理を作っている人や歌っている人とも仲良くなったが、そこで貰ったのがベンワットのチェリーレッドから1983年に出したデビューアルバム「ノース・マリン・ドライブ」。そこでかかる音楽は英国系の暗い物が多く(4ADとか) 80年代に入って半ばごろ、ちょっとチャラチャラした音楽を良く聴いていた私が「本来の自分を思い出す」場所だったのです。デレク・シャーマンの大英帝国の終焉ということをテーマにしたドキュメンタリー風映画あるいは映像詩「ラスト・オブ・イングランド」VHSもいただいて何度もBGV的に観た思い出。

    この曲がかかると嬉しそうだったようです。36年以上たつけど今でも大好きで、ネオアコの代表者でもあるベンワットがその後エヴリシング・バット・ザ・ガールを結成して名作をたくさんだしたけどやっばりこれが最高です。お店の名前はフリークス。

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