【読物】#自戒ーヌ4 ハナと体育とわたし
うどん:夏場は暑熱順応も兼ねて扇風機をオフってローラーしたりしてるんですよ
ハナ:暑い時くらいゴロゴロすれば良いのに
うどん:寒い時は?
ハナ:毛布でゴロゴロ
うどん:年中かな
ハナ:英気を養っているんです
うどん:その英気を何に使うのか
ハナ:全力でゴロゴロするために
うどん:少しは運動してみてはどうかな?
ハナ:疲れるじゃない
うどん:私も以前は運動なんて大嫌いだったけどね
ハナ:なら気持ちがわかるでしょ
うどん:確かに合う合わないある
ハナ:そんな流れで近年は体育の授業の在り方も変わってきてるのに
うどん:そういや持久走とか、体育座りとかも無くなってるらしいね
ハナ:子どもたちに無理をさせないように、けがをさせないように、そして勝ち負けをなくすように変化した結果
うどん:体力低下が懸念されるようになった
ハナ:持久走のかわりにシャトルランとか
うどん:どっちもキツそうだけどね
ハナ:授業にコーディネーショントレーニングとか、入試に体育を取り入れることで体力低下を防ごうって動きもあったり
うどん:コーディネーショントレーニングのように楽しく遊び感覚で出来る体育がよかったなあ
ハナ:持久走とか、苦手そうね
うどん:失礼な。ちゃんと殿の役目を果たしていたさ
ハナ:ドンケツじゃない
うどん:部活動でもトレーニングはしっかりやってたさ
ハナ:それは初耳
うどん:秋の大会に向けて炎天下での走り込み
ハナ:うへえ
うどん:基礎、土台作りのための腹筋・背筋
ハナ:スポコンっぽくなってきたね
うどん:厳しい練習を共有することで生まれる一体感
ハナ:朝練とかも?
うどん:朝はまだ暗いうちから練習するから、近隣から苦情がきたりね
ハナ:学生の部活動に苦情くるとか
うどん:そんな数々の困難を乗り越えて
ハナ:そして目指すは
うどん:普門館
ハナ:吹奏楽やんけ。そりゃ早朝から音出しまくってたら苦情くるよね
うどん:パズーだって朝っぱらからトランペット吹いていたじゃないか
ハナ:どこの天空の城の話
うどん:シータだってもうちょい眠っていたいはずなのに。チッうるせーなって思ってたんじゃないかな?
ハナ:ムスカより素質ありそうなシータとかやめてよ
うどん:反省してまーす
ハナ:ラピュタの雷に焼かれたらいいよ
うどん:それは先輩たちからたくさん貰ったよ。FF10の雷平原くらい
ハナ:避けてんじゃないよ
うどん:そもそもコントラバスだったから肺活量とか関係ないし
ハナ:走り損じゃない
うどん:だからチンタラ走ってたりサボったり
ハナ:先輩たちに怒られないの?
うどん:いつも譜面でシバかれてたよ
ハナ:反省しないから
うどん:ぼくの頭は親方のゲンコツよりかたいんだ
ハナ:君のアホ面には、心底うんざりさせられる
うどん:散歩いこか
ハナ:はーい
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