Tricaster TC1(AE3)をTricaster 8000用サーフェスで運用する
こんにちは。santosです。
長年運用しているTricaster8000の本体を、5年ぶりにフルオーバーホールすべく、本体を昨日サブから外しました。中身をバラして長年のホコリの除去やパーツ入れ替えを予定しています。
その間、今年に新しく導入したTricaster TC1 Advanced Edition 3 の本体でしばらく運用していく事にしましたが、コントロールパネルはやはり使い慣れたTricaster 8000 用のサーフェス 「8000CS」を使いたい、ということでTC1 + 8000CS カスタム構成にしてみました。
こんな感じで、TC1(AE3) に8000CSで稼働確認。KVMという機能を使ってタブレットからのリモートコントロールも動きます。私のTricaster8000はそれなりに年月の経ってるモデルなので、こうした最新機能が載ってないのですよね〜。これだけでもなんとなくテンション上がります!
Tricaster用のサーフェスはいくつかのモデルがありますが、昨今のモデルはLAN接続に変化してきています。しかしながら、IP接続型のサーフェスはややキータッチの反応にディレイがあり、サクサク切れる感じが個人的には好きなのですよね。よって、USB接続型のサーフェスを使い続けたいと思っています。
そこで、今回はちょうど良い機会なので、TC1 (AE3)に8000CS の組み合わせです。
まず、8000CSはTC1に接続すると認識自体は特に問題なくつながってくれるものの、Main段のキー配列が崩れていました。
よってアドオンメニューにある「Surface Configuration」を使って、キー配列のリマップを行いました。
こちらの機能を使えば、対応しているサーフェスの一覧、それぞれのメイン段のマッピングを確認でき、カスタムファイルとしてエクスポートしたり、インポートしたり出来ます。
ここでカスタムできるのはメイン段のみ、ということには注意が必要ですが、おおむねメイン段が主役となるため、この配列カスタムができるだけでも相当にありがたい機能です。
動作確認を一通り行ったところ、M/E DeligateゾーンとLiveset Shotゾーンで配列がおかしい以外は、他全てのキーは問題なく動作を確認できました。
M/E列のコントロールは Tab Follow Preview for M/E が有効になっていれば連動して動作するので、個人的にはこれで問題なしという判断です。
TC1というモデルは本体側にはInputポートは4ソースしかないわけですが、他の映像ソースは基本的にNDIベースなので、NDIコンバータを利用する想定になっています。よって、Tricaster8000では物理入力が8系統が標準にて、今回はBirdDog Quad 12SDI を使って4ソースをNDI運用することにしました。取り扱いには注意が必要なモデルではありますが、手順やお作法を守れば素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれます。
システム全体としての12時間を超えるストレステストもパスしてくれましたので、この構成がしばらくの間、私の主戦場となります。