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Hasselblad X2D のXPanパノラマモードにハマった件
個人的にここしばらく、X2D のXPanパノラマモードでのスナップにハマっております。
XPanとは、HasselbladとZeissの共同開発によって1998年に登場したパノラマカメラです。35mmフィルムを使用しながら、標準的な35mmフォーマット(24×36mm)と、非常にワイドなパノラマフォーマット(24×65mm)を切り替えて撮影できるのが特徴です。XPanは、特に風景写真や建築写真に適しており、広い視野を1枚のフィルムに収めることができます。
カメラ本体はHasselbladが製造し、レンズは高品質で評価の高いCarl Zeiss製です。パノラマフォーマットを簡単に扱える珍しいカメラとして、多くの写真愛好家やプロに愛用されてきました。
最近では、XPanフォーマットに触発されたデジタルカメラや、フィルムシミュレーションモードが登場しており、特に富士フイルムのカメラでもXPanモードが採用されています。
Hasselblad X2DのXPanモードにおけるアスペクト比は 65:24、すなわち 約2.7:1 です。
これは、オリジナルのXPanカメラのパノラマフォーマットと同じ比率で、非常に横長のワイドな画角を再現しています。
Hasselblad X2DのXPanモードは、要するに通常のセンサー解像度を基にしてセンサークロップして使用するわけです。
Hasselblad X2Dは、約1億画素(11656×8742ピクセル)の中判センサーですから、XPanモードのアスペクト比が65:24(約2.7:1)であるため、この比率でクロップされます。
よって、X2D でのXPanモードでの解像度はおよそ 11656×4317ピクセル です。たとえクロップであるなとはいえ、十分な画像サイズがありますね。
私の場合、XCD 28mm F4 レンズを装着してXPanモードで撮影するのが楽しくて、しばらくはこの組み合わせばかり使ってます。
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このXCD28mmでのXPanモードで撮った作例ですが、歪みも気にならず、気持ちの良いパノラマが楽しい。
ということで、しばらくはこのようなXPanスナップばかりになりそうです。