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言い出しっぺのチラシ裏

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#ダイバーシティ

「多様性」とはいうけれど…

仕事をしていると「多様性」とか「社会適応」といった言葉に触れることがあります。うまく言えないのですが、多様性を重視すると、社会に適応できなくなるような、また適応すると多様性が薄れるような。そんな気がしています。 ※この記事に無意識的な偏見が含まれると思われた方は、どうぞご指摘ください。 多様性を認め合うということは、文化・教育・宗教・家庭等々の様々な背景によって形成されて、共有される価値観やルール(倫理観・道徳観・常識等に基づく善悪の基準など)の違いも認めるということでも

先人をたずねて…

蚕都Grantsでは、蚕都とよばれた時代の産業や地域経済について再考します。 私達なりのコミュニティ論にたどりつければいいなと思っています。 例えば、100年前頃の日本は、急速に資本主義社会が展開され、生活様式も共同体内の人と人との関わりも大きく変容する大転換期だったと想像しています。 もうその頃にお生まれになられた方もおられませんし、その子世代の方々でさえ、ご存命かどうかわかりません。 孫世代の方々も、もう60~70代くらいでしょうか。 当時について、あらゆる文献を探し

だからなにをするのか②

前回の、だからなにをするのか①の続きです。 だからなにをするのか② 「地域の困りごとを知る」 例えば、自治体、村や町、地域に住まう方々、「だからなにをするのか①」の文脈で表せば、非障害者の「困りごと」を知って共有し、障害のある方が関われることはないかを協議する機会を設けたいと思っています。 目的のひとつは障害のある方が得意を発揮できる場を探すためです。 もうひとつは、支援や訓練の内容をより具体化していくためです。 これには、支援機関との協議が必要になります。すでに、農福連携

だからなにをするのか①

個人的には、障害のある人に、夢や希望や目標を持って生きて欲しいとか、障害のある方をみんな助けたいとか、そんなふうには考えていません。既存社会との間のバリアを経験する自分自身のバリア解消への挑戦だと言ったほうが妥当な表現だと思っています。 でももし、今の日本の社会や地域の課題の解決にあたる人材として、障害のある方々が得意を活かして「解決」に「挑戦」できる仕組みが構築できるなら、障害者だけでなく、非障害者にも良い効果が生まれると考えています。 だからなにをするのか① ダイバーシ