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言い出しっぺのチラシ裏

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#社会

「多様性」とはいうけれど…

仕事をしていると「多様性」とか「社会適応」といった言葉に触れることがあります。うまく言えないのですが、多様性を重視すると、社会に適応できなくなるような、また適応すると多様性が薄れるような。そんな気がしています。 ※この記事に無意識的な偏見が含まれると思われた方は、どうぞご指摘ください。 多様性を認め合うということは、文化・教育・宗教・家庭等々の様々な背景によって形成されて、共有される価値観やルール(倫理観・道徳観・常識等に基づく善悪の基準など)の違いも認めるということでも

社会モデルというならば…

『「社会」を扱う新たなモード』 飯野由里子/星加良司/西倉実希 を読んでいます。 本書では序章において「障害の社会モデル」の一般的理解について、下の内容を引用しています。 「障害」は個人の心身機能の障害と社会的障壁の相互作用によって創り出されているものであり、社会的障壁を取り除くのは社会の責務である、 という「障害の社会モデル」 (首相官邸・ユニバーサルデザイン2020関係閣僚会議『ユニバーサルデザイン2020行動計画』) 社会モデルのひずみ 本書では、上の文言には「

だからなにをするのか②

前回の、だからなにをするのか①の続きです。 だからなにをするのか② 「地域の困りごとを知る」 例えば、自治体、村や町、地域に住まう方々、「だからなにをするのか①」の文脈で表せば、非障害者の「困りごと」を知って共有し、障害のある方が関われることはないかを協議する機会を設けたいと思っています。 目的のひとつは障害のある方が得意を発揮できる場を探すためです。 もうひとつは、支援や訓練の内容をより具体化していくためです。 これには、支援機関との協議が必要になります。すでに、農福連携