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言い出しっぺのチラシ裏

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SIFの雑記帳です。
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2023年4月の記事一覧

養蚕レポ⓪

養蚕家をたずねて クラファンや年間計画の打ち合わせのため、養蚕家の方の自宅兼飼育場にお伺いいたしました。 とても協力的にご理解くださる方々で、激烈感謝しております。 どうにかプロジェクトをスタートできそうで、正直、ホッとしています。。 ご協力いただいている養蚕家の方は、保存状態の良い古民家(元かやぶき)にお住まいです。日本の木造古建築物愛好者には垂涎三尺です。その件はチラシ裏にて。 お伺いしたときは20時頃でしたが、ボール紙でつくられた「回転蔟(かいてんまぶし)」に絡み

「多様性」とはいうけれど…

仕事をしていると「多様性」とか「社会適応」といった言葉に触れることがあります。うまく言えないのですが、多様性を重視すると、社会に適応できなくなるような、また適応すると多様性が薄れるような。そんな気がしています。 ※この記事に無意識的な偏見が含まれると思われた方は、どうぞご指摘ください。 多様性を認め合うということは、文化・教育・宗教・家庭等々の様々な背景によって形成されて、共有される価値観やルール(倫理観・道徳観・常識等に基づく善悪の基準など)の違いも認めるということでも

先人をたずねて…

蚕都Grantsでは、蚕都とよばれた時代の産業や地域経済について再考します。 私達なりのコミュニティ論にたどりつければいいなと思っています。 例えば、100年前頃の日本は、急速に資本主義社会が展開され、生活様式も共同体内の人と人との関わりも大きく変容する大転換期だったと想像しています。 もうその頃にお生まれになられた方もおられませんし、その子世代の方々でさえ、ご存命かどうかわかりません。 孫世代の方々も、もう60~70代くらいでしょうか。 当時について、あらゆる文献を探し

オールマイノリティプロジェクト現地参加してきました!

2023年4月23日 オールマイノリティプロジェクトの公開シンポジウム 「マイノリティに対して、社会の認知や行動は変容するか?」 に現地東京専修大学にて現地参加してきました。 オンラインも含めると、1100人ほどの方が参加されたようです。 その2/3程度は発達障害当事者とのことでした。 概要は下のリンクからご確認ください。 All Minorities Project オールマイノリティープロジェクト (all-minorities.com) 千葉大学こどものこころ発達発

Decentralized Autonomous Community(DAC:自律分散型共同体)

タイトルの単語はありません。ぼくの造語です。 DAOをもじってます。 さて 蚕都Grantsでのプロジェクトに関して、文献を漁ったり、ネットで調べたりすることがあります。 流行りのChatGPTも使ったりもします。 ChatGPTはすでに使っておられる方はとわかると思いますが、確かにとても便利です。 ぼくの所感は「マジョリティ向けの正解を出すのには使える」という感じです。 汎用的、一般論、普遍的、中央値、みんなにウケる そんな風に、みんなの正解をAIが出してくれる大きな共

コミュニティビオトープ

先日の養蚕家の方とのお話の中で、ひらめきがありましたので、チラシ裏メモ程度に書き残します。 自然環境に敏感な共同体の特徴 自然環境の変化が、共同体やその構成員(村と村民というとわかりやすいかも)の生活に直結して影響を及ぼしていたであろう時代と現代との違いについて思いつくままに… 結論から言うと、ヒトの生活が自然環境から隔絶されるほど、共同体内の互恵機能や共同関係が形骸化する。生きて行くのに既存社会一択になってるのが課題。と言ってみたいのです。 評価基準の時間的有効範囲 ※

蚕都Grantsクラファン文章ボツ001

クラファン用に書きためてボツった文章を残しておいていいですか。 以下、ボツ文章。 「マイノリティの生きづらさと文化の喪失」 今まで、資本主義という手段はたくさんの社会課題を解決し、おかげで私たちは一定の幸福を得られています。先人の方々にはとても感謝しています。 しかし、解決された課題の多くは経済合理性が高く、資本を投じやすい課題であり、そこに資本が集中していました。一方で、資本を投じにくい「マイノリティの生きづらさ」や「地域文化や民俗の喪失」の問題は必然的に放置され、社会