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70代でも成功!融資サポートの記録

先日、70代の方の融資をサポートする機会があった。年齢の壁に加え遠隔地での事業立ち上げと、確かにハードルは高い案件だった。だが、諦めず取り組むことで融資は成功。「やってみないとわからない」ということを改めて実感した。

この振り返りを通して、どのように融資を実現したのか、その過程で得た学びや工夫を記してみたいと思う。


依頼を受けた日

ある日、スマホの通知音が鳴り、画面を見ると福祉関連の塾長からメッセージが届いていた。「放課後等デイサービスを立ち上げたい人がいるので相談に乗ってほしい」という内容だった。場所は大阪府。昨年サポートした際にはかなり苦戦した地域だったため、正直少し身構えながら話を聞き始めた。


最初の相談で感じた課題

相談者は70代で東京都内在住。これまで長年塾を経営してきた経験があるとのことだった。今回は、娘さんが住む大阪で放課後等デイサービスを始めたいという相談内容だった。

ただ、これまでの経験があるからといって簡単に融資が降りるわけではない。都内から離れた大阪という距離、さらに70代という年齢が金融機関にどう映るかを考えると、なかなか楽観できない案件だった。しかし、「ここをどう乗り越えるかが自分の腕の見せ所だ」と思い、相談を受けることにした。


初回の金融機関訪問と壁にぶつかる

まずは信用金庫や周辺の金融機関に融資を依頼するため相談を行った。しかし、結果はすべて「案件として受け付けられない」という回答だった。高齢という条件や、放課後等デイサービスの収益性への懸念が大きいようだった。正直、これは厳しいなと思った。

そこで、飲食店を経営する知人に大阪の融資状況を聞いてみると、地域全体が特別厳しいわけではないという。どうも放課後等デイサービスという事業自体が収益性に疑問を持たれることが多いらしい。

この時点で諦める選択肢もあったが、「まだできることがあるはずだ」と気持ちを切り替え、次の一手を考え始めた。


地方銀行での再チャレンジ:未知の分野をチャンスに変える

次に訪れたのは地方銀行。この支店では、放課後等デイサービスの取り扱い経験がないという話だった。だが、それをリスクではなく「チャンス」と捉えた。

全国で多くの同業種の開業をサポートしてきた経験を活かし、「このビジネスはこういう仕組みで運営される」と、専門知識をわかりやすく伝えることを意識した。むしろ、こちらが教える立場に立つことで、銀行側も興味を持ち始め、徐々に話が進んでいった。

最終的に、地方銀行から融資を引き出すことに成功。申し込んだ金額もほぼ満額に近い形で調達できたときは、心底ホッとした。


今回のサポートを振り返って

今回のサポートを通じて実感したのは、「金融機関の状況を理解し、その特性に合わせたアプローチを取ることの大切さ」だ。地方銀行が取り扱ったことのない事業分野であっても、こちらから丁寧に説明し、信頼を築くことで道を開くことができる。

高齢や地理的な条件というハードルがあったとしても、やってみなければわからない。今回の成功が、同じように挑戦を迷っている方々の背中を押すきっかけになれば幸いだ。


今後も3.5合同会社では事業を成功に導くためのアプローチについて発信していきます。

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