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ストームグラスの歴史 〜 船乗りたちが頼りにした天気の知恵 〜


ストームグラスをご存知ですか?
透明なガラスの中に入った不思議な液体が、気温や気圧の変化に応じてさまざまな結晶が浮かび上がる不思議なアイテム。
家にひとつ置くだけで、ちょっとしたサイエンスアートを楽しめるインテリアとして人気が出ています。

ストームグラスは、19世紀のヨーロッパで「天気を予測する道具」として使われ始めました。
当時の人々にとって天気はとても大切な情報。
特に、遠洋航海をする船乗りたちにとって、嵐や天候の変化を予測することは命にも関わる重大な問題でした。

船乗りたちの天気のパートナー


ストームグラスの中には、特殊な液体が入っていて、気温や気圧の変化によって中の結晶が変化します。
この結晶の動きを見ながら、船乗りたちは

「今日は晴れそうだな」
「嵐が近いかもしれない」

といった天気を予測していたと言われています。

例えば、結晶が瓶の底に沈んでいる時は天気が安定しているサイン。
逆に瓶全体が曇ってくると、嵐や荒れた天気が近い兆候と考えられていました。

このように、ストームグラスの結晶が教えてくれる
「自然のサイン」を頼りに、船乗りたちは長い航海の無事を祈りながら使っていたのです。

インテリアとして蘇るストームグラス


ストームグラスは今、天気を予測する道具というよりも、美しいインテリアアイテムとして人気があります。天気や気温に合わせて変化する結晶の動きは、まるで小さな自然のアート作品のようで、見ているだけで癒されると話題になっています。

昔、航海に出る船乗りたちが頼りにしていたストームグラス。
現代の私たちは、部屋に飾ってその変化を楽しみながら、少しだけ「自然のサイン」を感じてみませんか?

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