弥生賞2022の予想。
まずはデータから。
平均ラップは今週末が快晴なので良馬場で計算。
2016~2018、2021の良馬場4年間
平均ラップタイム2:01:5
バランス
前後半3F35.9-34.7
前後半5F61.7-59.8
スローペース寄り
逃げ馬(1.1.0.2)良馬場4年
近年の良馬場に絞れば逃げ馬の成績はかなり良い。
4着以下に敗れた2回についても1回は4着。
東西の成績は気にするほどの差は出ていない。それぞれ5勝づつで馬券内率もほぼ一緒。馬券内率で言えば一応関西がやや優勢。
枠順
馬場を考えれば内枠の方が良さそうなものだが、過去10年で見ると外枠が良い。
8枠(4.1.1.14)
7枠(1.5.1.13)
データだけ見れば外の方が良いということになる。
ただし、頭数が揃わないことが多い為、これは馬番で見ると8~11番あたりのこと。12番から外のゲートでの出走があった場合には一度も馬券になっていないことに注意。
馬番12番~(0.0.0.9)
基本的には先行馬が優勢なレースではあるが、中山記念ほど極端ではない。上がり3F上位が高い確率で馬券内に入っているが、上り下位でもそこそこ粘っているため、ポジションと上がりのバランスでどこを狙うべきなのかの判断は結構難しい。逆転の発想で、傾向がまばらということは、強い馬がシンプルに好走しやすいと言ってもいいだろう。後ろからでも強い馬は上がりを使って馬券内まで来るし、先行馬で上がりを使うタイプではなくても強い馬は残る。
次にここまでのデータはなぜこうなるのか?を考えていきたい。先週の中山記念は圧倒的に前が有利のデータだったがこの弥生賞はそこまで極端なデータにはなっていない点について言及していく。この理由は、以下の2点で説明できると思う。
・開催が1週進むという点
・若駒の長距離トライアルレースという点で、どうしてもスローになりやすい点
先週はAコース開幕週&快晴ということもあり、露骨に前が止まらない馬場状態だった。今週末も晴れ予報ではあるが、1週間馬場が使われたことと、先週の結果によって騎手の意識がより前に集まることを考えれば、内先行有利のバイアスはやや後退気味になるという考え方をしてみる。過去データが中山記念に比べて先行馬の成績がそこまで際立っていないのはそういうことだろう。まぁ、とはいえまだまだ内が有利な馬場なのは間違いが・・・。。
次に、若駒の長距離トライアルレースという属性からスローになりやすい点。これは、古馬の中山記念とは全く異なる部分。若駒の2000はそもそも距離としては長い部類で、精神面も成熟してきていないことから折り合いも不安。権利を取りたい馬がペースを乱すことはあるが、基本は折り合いや距離を気にしてスローになってしまう。パンサラッサが作るような後続がとりつく暇もないようなレースにはならないだろうという見方でも、先週中山記念とは差が出てくる。
スローになりやすいという理由から派生して、外枠の好走率が高いことも同時に説明がつく。弥生賞は、上述した折り合いや距離不安の関係から道中4~6Fあたりで13秒近いラップを刻むことが多い。当然馬群はそこで圧縮しやすいということ。そうなると内の馬は窮屈になって自分のタイミングで仕掛けるのが難しくなる。このケースなら、スムーズに能力を出せる外枠の方が良いのは明白だろう。これがこの弥生賞のデータの中身って感じかな。特に若駒は精神的にもスムーズの方が良いというのもあるし。
ではここまでを踏まえて、本命馬の説明に移ります。
◎ロジハービン
理由
↓↓
非ノーザン系馬主かつ非ノーザン生産馬なのに天栄で調整されているという時点で「買い」です!!!!!!!
いきなりデータ関係ないこと言ってすいません。でも話したくてしょうがないので先にこれの説明をさせてください。
僕が安田記念のダノンキングリーを頭で取った時もこれが大きな理由だったんですよ(自慢)。どうして非ノーザン馬主x非ノーザン生産馬で天栄調整なのか?というのは。ダノンキングリーの引退で理由が分かったと思います。ダノンキングリーは、社台スタリオンステーションにて種牡馬になりましたよね。これがどういうことか分かりますか?妄想爆発で恐縮ですがおそらく、社台の方から先に「つばつけといた」ってことじゃないですか?
「すごく良い馬なので、良績を残せた時には種牡馬として社台で買い取らせて下さい。もちろん、良績が残せるように天栄でしっかりと調整させて頂きますから。」
といった具合に。当然、G1を非ノーザン生産馬に勝たせないことが最も重要になるかと思うのですが、それでも「いや~この馬まっじで良い馬だわ。G1勝たれちゃうかも」と社台が判断した場合はどうでしょうか。ビジネスとしてはここで諦めるのではなく、次の手を打つべきですよね?次の手と言うのはもちろん引退後の種牡馬としてのビジネスのことです。
これがまさにその通りである場合、今回非ノーザンなのに天栄で調整されているロジハービンはつまり、「将来G1を勝つ可能性があり、かつ種牡馬としても期待している」と言えるかもしれませんよね。
実際、普通に考えてもみてください、非ノーザン馬主x非ノーザン生産馬が何にもなしに敵陣営の天栄に馬を預けることができますか?普通の感覚なら無理でしょう。通常はライバル関係なんですから。
でも実際、これが現実として起こっているということは、ライバル関係ではなくなり、「利害関係が生まれている」ということじゃないですか?それがつまり、私が妄想する「G1勝つほどの馬になったら社台スタリオンステーションに入ってもらう」ということなんじゃないでしょうか。
ビジネスとしては、引退後の種牡馬生活の方が大きく稼げる可能性があるので、これがもし確約されているのであれば、社台としては現役中にいくらG1を勝たれたって構わなくなるわけです。賞金をガンガンもってかれて損なのでは?と思うかもしれませんが、むしろ勝ちまくってもらえれば種牡馬価値も上がる訳ですから、それは種付け料に反映されます。つまり、天栄としては手を抜いて調整する必要全くないんです。ノーザン生産馬同様に勝たせる為の調整を施すと思います。
ここまでが競馬妄想家としての考察です。私はこれだけでも買いだと判断していますが、もう少し掘り下げます。
まず、騎手の乗り替わり。国枝先生xデムーロJといえばサークルオブライフが思い当たりますよね。関係的にもこれは良い乗り替わりだと思います。また、デムーロJは牝馬のクラシック路線は乗り馬が豊富ですが、牡馬の方はまだお手馬がいない状況。国枝先生もそこまで見越しての騎乗依頼なんでしょう。弥生賞で権利を獲得した上で本番でも継続騎乗できて戸崎Jよりも信頼できる騎手。それがデムーロJなんでしょう。
戸崎Jの方が上手いだろ!という方もいるとは思いますが、騎手同士の優劣ではなく、近2走の戸崎Jの騎乗が甘いのは間違いないです。なので乗り替わりは仕方ないと思います。それに戸崎Jは皐月賞で他に乗り馬がいますしね。本番でも乗れる騎手に乗り替わり。つまり、国枝先生は権利を取れると思っていることの裏返しです。
・本番も乗れるデムーロJに乗り替わり
・ロジハービンは現状賞金が足りていない
↑デムーロJはガチガチの全力騎乗をしてくれる&しなきゃいけない状況だということ。
・非ノーザン馬なのに天栄で調整
↑調整過程としても上向くタイミングである可能性が高いということ。
どうですか?超がつくほどの「メイチ」だと思いませんか?
で、次は馬の能力の話。メイチでも能力足りてなければ意味ないですからね。まぁ、能力は上述の通り天栄が預かってる時点である程度担保出来ていると思いますが、一応ここはロジカルに考察してみます。
まず弥生賞の良馬場のレースラップは平均で2:01:5。これは、ロジハービンが大外枠からマクリ競馬で計時した京成杯の走破タイムと同じです。それを考えれば能力が足りないということはないでしょう。今回大外枠なので同じようにマクリの競馬になる可能性が大きいですが、それでも時計的には足りるということです。
先週の中山記念を見ると、マクるなんて不可能に思えるほどの内前有利馬場ではありましたが、一転して今回はマクれるタイミングはあると思っています。弥生賞は例年、道中13秒近くまで緩むようなスローのレースになりがちですから、そこで押し上げていける可能性は高い。
緩んだ部分で動くのはミルコJの得意とするところですし、外枠なので動きたい時に動けないということもないでしょう。そしてスローであれば上がりの切れ味も欲しいところですが、それは未勝利戦で披露している通り。どん詰まりでラスト200位しかしっかり終えてないですが、進路を確保してからの切れ味は圧巻の一言。すんごい脚だったので映像見てない方はぜひ見てみてください。これを今回と同舞台の中山で繰り出しているのですから、末脚の能力も担保されていると考えて良いでしょうね。
まとめ
・さんたろーの妄想的に買い。
(理由は上記参照)
・大外マクリになった前走でも、
弥生賞の走破タイムで走れている
・スローでの切れ味は証明済み。
・スローになりやすい弥生賞は
この馬と鞍上得意のマクリが決まりやすい。
・動きやすい外枠を確保。
データ上成績が一番良いピンク帽。
買い要素しかない!!!(個人的見解)
ロジハービンしか勝たん!!!(妄想)
結論!
本命!
◎ロジハービン!!!
以上!
さんたろーでした!
馬券とか他の印とかはとぅいったーもミテネ!
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