厩舎の勝負気配を把握します。
本記事では、私が普段意識している「厩舎の勝負気配」について書いていきたいと思います。
(競馬初心者〜中級者の方に読んで頂けると、お役に立てると思います。)
「厩舎の勝負気配」この言葉で検索をかけてみると、結構いろんなブロガーさんがこの題材について書かれているのですが、見てみると厩舎別には書いてないんですよね。
一流騎手に乗り替わったら勝負気配あり!とか、内容としてはどの厩舎でも言えそうなことばかりです。僕の検索が甘いのかもしれませんが(笑)
本記事では、私の主観にはなってしまいますがどの厩舎がどう動いたら勝負気配ありと言えるのか?について具体的に言及していきたいと思います。
ご興味のある方はぜひ最後までお付き合い頂けると嬉しいです。
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厩舎の勝負気配を把握します。
それでは、個別に見ていきたいと思います。まずは簡単なところから。
藤沢厩舎
関東の名門厩舎である藤沢厩舎からいきたいと思います。厩舎の勝負気配を読むことにおいて、この厩舎はとても分かりやすく、読者の皆様も把握されている部分も多いかもしれませんね。
まず、この厩舎の勝負騎手はルメール騎手です。特にノーザンFの生産馬の場合には強く勝負気配を認識しておく必要があります。
ノーザンxルメール騎手x藤沢厩舎。これはもはやパワーワードです。覚えておいて損はありません。
藤沢厩舎は、全ての厩舎の中で最もルメール騎手に固執しているといっても過言ではないでしょう。それほどまでにルメール騎手に乗ってもらうことを大事にしています。
モズアスコットが勝った安田記念がとても分かりやすい例です。モズアスコットが出走するにはフルゲート割れでないと出走できない状態でありながら、ルメール騎手はモズアスコットに乗りたいと言って藤沢厩舎の馬を優先することはしませんでした。
その為、藤沢厩舎は4頭出しでモズアスコットを出走させないようにしてでもルメール騎手に騎乗してもらおうとしたんですね。ちょっとやり方が汚い気もしますが。ただ、それでもルメール騎手が折れることは無かった。
藤沢先生もこれ以上の強硬姿勢は今後にも影響が出てしまうと思ったのでしょうね。結局は4頭中3頭(スターオブペルシャ、タワーオブロンドン、ムーンクエイク)を引っ込めてルメール騎手がモズアスコットで出走できるようにしました。
いま例に挙げた安田記念では結局ルメール騎手の気持ちを優先して強硬姿勢を取り下げた形になりましたが、要はそういう形をとってでもルメール騎手に乗ってほしいということなんですよね。固執の仕方が群を抜いています。
ただ、藤沢厩舎はルメール騎手にこだわるあまりに取りこぼすケースも結構あります。特に夏の時期は多いかもしれませんね。
というのも、ルメール騎手にこだわりすぎていて、出走馬の適性云々ではなくルメール騎手がいるからという理由で北海道で出走させることが多々あるからです。ルメール騎手はよっぽどのことが無い限り、夏は函館か札幌にいますからね。
直近の分かりやすい例を出すと、2020年7月4日の函館10Rでは、ゼノヴァースがルメール騎手騎乗で最下位に大敗しています。北海道での藤沢厩舎xルメール騎手は過信するべきでは無いということですね。
それと、藤沢厩舎はいかに勝負気配であろうとも勝負しずらいパターンがあります。
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