「『鎌倉殿の13人』の捌き方」閲覧ランキング
あけましておめでとうございます。
昨年2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の放送が行われるたびに、このnoteマガジンでエントリー(記事)を追加してきました。
今年はその総括の意味を込めて、もっとも読まれた(閲覧された)エントリーを10個(つまりTOP10)をピックアップしていきます。
第10位「頼朝と東国武士の最初の衝突」
第9話「決戦前夜」の回ですね。
また、この回は武田信義(演:八嶋智人)と源頼朝(演:大泉洋)、そして源義経(演:菅田将暉)が邂逅する回だったと思います。
富士川の合戦の経て、今後の鎌倉軍の動き方について、頼朝と東国武士の間にはじめての亀裂が生じた回でもありました。
このエントリーでは甲斐源氏と河内源氏の因縁。佐竹氏と上総・下総両氏との因縁の関係も簡単に説明しております。
第9位「平家都落ち。義仲入京。そして後白河法皇の暗躍」
第14話「都の義仲」の回ですね。
有名な倶利伽羅峠の戦いがナレーションで終わったのも衝撃ですが、義仲が京に攻め込み平家を追い出した後、後白河法皇が義仲から頼朝に浮気する回でした。
第8位「貴き血筋であっても力なければ無力」
第2話「佐殿の腹」の回です。
今思えば、義時(演:小栗旬)の振り回され人生はここから始まっています。
このエントリーでは、伊豆をめぐる豪族の力関係、縁戚関係などを説明しております。
第7位「畠山重忠が遺した物。そしてそれを受け継ぐ者」
第36話「武士の鑑」の回です。
畠山重忠の乱の勃発と顛末を描いております。
畠山重忠の乱は完全なる濡れ衣と言われます。
ただ『吾妻鏡』に記載している内容は、義時を礼讃する目的で書かれたとも言われています。
しかし、時政がやらかしたのは間違いないのではないかと。
第6位「舐められたら殺す=武士のデフォルト」
第10話「根拠なき自信」の回ですね。
そして関東での騒動に決着がついた回でもあります。
また今後の物語の重要なキーパーソンがたくさん初出場した回でもありました。そしてだいたいこの時代のドラマでは「いなかったこと」にされがちな義円もきっちり登場させてくれたことに感謝します。
第5位「【無法時代の東国】土地の横領は当たり前」
第1話「大いなる小競り合い」の回です。
最初から三谷節満載の回でした。
しかしこのエントリーでは伊東祐親によって所領を横領された工藤祐経について描いています。それは彼が後に頼朝の側近中の側近になることや、日向戦国大名・日向伊東氏の祖であることに関係しています。
(私が宮崎県出身なので……)
第4位「『見せしめ』は比企能員で良くないですか?」
第15話「足固めの儀式」の回です。
このドラマで視聴者が最初のトラウマになってであろう上総広常の殺害の回です。
このドラマの中で初めて比企能員に殺意を抱いたのもこの回でした。
ほんと、みせしめはこの人でよかったのではないかと思います。
第3位「阿野全成は何しにでてきたのか。そして何を修行していたのか」
第7話「敵か、あるいは」の回です。
まさか阿野全成に関するエントリーでここまで閲覧数が伸びるとは全く思っていませんでした。
おそらく、彼の悲惨な最期の影響だとは思いますけど。
そしてこのエントリーで全成のことはそんなにスペース割いていないので、見に来た方は拍子抜けされたのではないかと……すみません。
第2位「頼朝を支えたことで歴史に名を残した佐々木四兄弟」
第4話「矢のゆくえ」の回です。
近江源氏佐々木氏の頭領である佐々木秀義とその四人の息子のことを掘り下げて書きました。
しかし、この4兄弟は2度と物語には出てきませんでした。
再登場したはのは佐々木秀義を演じた康すおん氏が、秀義の子孫を名乗り鎌倉の医者として登場したことぐらいです。
佐々木四兄弟はその子孫も含めて、承久の乱など、結構、物語に絡んでいると思ったのですが、完全にアテが外れてしまっています。
第1位「そのてっぺんに北条がたつが実現した日が来たのか」
第5話「兄との約束」の回です。
石橋山の合戦の際に、。義時の兄・宗時が義時に行った遺言
この言葉は後半のダークゾーンに落ちた義時を支える言葉に変化します。
そのため、このエントリーはドラマが後半になるにつれ、閲覧数がどんどん伸びていきました。
こうして見てみると、中盤もしくは後半の話のエントリーってやっぱり伸びていないですね。
その中で第35話のエントリーがこのランキングの7位に入っていることが、あの時の話が持つパワーを示していると思います。畠山重忠の乱に衝撃を受けた人なのか、中川大志さんのファンの方なのかわかりませんが。
以上「『鎌倉殿の13人』の捌き方」の閲覧ランキングでした。
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