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[90 Sec.] Season-2

どうもご機嫌よう。
ジャズギター星人です。
このSeason-2からは、動画にTAB譜のオーバーレイを付けています。
今回は、トランスクライブネタ4本となります。
手前味噌!(笑)
興味深く受け止めて頂けたら、嬉しいです。


1. Lawns-2 (John Scofield)

ジョン・スコフィールドさんの名演をトランスクライブして、2コーラス弾いています。
まずは、その名演を紹介します。
※オリジナルビデオは、Blue Note Milanoさんにありますが、ノイズが凄いし、音と動画のズレも大き過ぎるので、このリンクはジャズギター星人による修正版です。

素晴らしいとしか、言葉が出て来ません(笑)。
もう、ソロの冒頭で音がかすれる所からして、たまりません。
この奏者だからこそ、到達し得た世界だと思います。

トランスクライブ動画は、こちらです。
所詮劣化コピーですが、頑張ってトレースしています。

真似してみると、ポイントが沢山ありました。
・良い感じのタメ
特に、8小節め最後のスタッカート気味にそっと置く8分音符。
ここを決めなきゃダメだろ!(出来てない ww)
・弱音の2声和音
リッチなトップノートと、サラッとした弱音の和音の両立。
これは、ジャズギターのトリオではとても重要なハードルで、自分はジョナサン・クライスバーグさんを始めて観た時に、そこがあまりにも凄くて、ひっくり返りました(笑)。
ジョン・スコフィールドさんの場合、主に2声和音で表現しますが、これがまた味わい深い。
これに関しては、ビル・フリセールさんからの影響もあるように推察しています。
・増-減と減-増を織り交ぜた2拍/5音フレーズ
ラスト8小節では、特徴的な2拍/5音の音使いで上行します。
2拍6蓮の1音を伸ばして、5音が基本形。
この2拍に、1拍の4分音符を合わせる事で、リズムテンションが生まれるのだと思います。
それを、コードチェンジしながら3音ずつ拾って4小節。

素晴らし過ぎて、ただただひれ伏すのみであります(笑)。
・強弱を表現するクランチ(歪み)の音作り
ジョンスコさんは、本当に音が自分の声になっていますね。
ワタシは普段全然歪ませないので、まあ見事に「サマにならない」です(苦)。
同じギター(AS-200)で、同じエフェクト(RAT)なんですけれどね(笑)

2. I'll Close My Eyes (Blue Mitchel)

Blue Mitchelさんの名演です。
このソロを歌えるようになったら、セッションでトランペットの方と仲良くできました(笑)

ギターで良い感じになるように、1オクターブ下げて、テンポも変えました。
ギターというのは本当にオモシロイ楽器で、こうしてトレースしていると、Blue Mitchelさんのコードの捉え方が「形」として見えて来る。
SNSで、光栄にも笹島さんからコメントを頂きましたが、数あるジャズの単音ソロの中でも最高峰と評価されている。まさに名演なんですね。

ギター弾きは、良くも悪くも指の都合が良い風に音列を捉え勝ちなんです。異なる楽器のトランスクライブは、こうしたコリをほぐしてくれるので、演奏の幅を広げるのにとても有効だと思います。

【Spotify】
https://open.spotify.com/intl-ja/track/76oiXjka5OXZJ4eqSQIDfY?si=a5492b48fc5d4552

3. Beatrice (Patrick Bartley)

Patrick Bartleyさんの強力なプレイをトレースしました。
もう、本当に怒涛のグルーブ感で、サックスを吹くサイヤ人なんじゃないかと疑う位なんですが、フレーズもぶっ飛んでます(笑)。
ペンタトニックの分散かと思う位に、比較的離れた音使いが多い中で、ちょっと思いつかないような形で、クロマチックにも着地する。
音が力強い。フラジオ(倍音)も強力かつスピードがある。
この動画は、一番速い所のパッセージが弾けなくて、ひたすらそこだけ練習してました。公開日から換算すると、大体16ヶ月位やってましたね(笑)。
劣化コピーです、すみません。。。

元動画は、こちらです。

4. My one and only Love (平田 晃一)

平田さんのファースト・アルバムから1曲。

これは、正式リリース日より前に公開していたのだから、褒めてください(笑)。
音楽ライターの方におかれましては、せひ
「アルバムリリースより前に、熱心なファンからトランスクライブ動画が公開されるなど、話題の・・・」
と、こういった趣旨で、紹介して頂けると嬉しいです(ウソ)。

今まで平田さんのトランスクライブは出ていなかったのか。
一体、地球のギタリストは何をやっとるんだ。
どこかのジャズギター星人が、こう申しておりました(笑)。

極上です。
どこを切っても、極上。
極上の金太郎飴って、言わないつもりでいたのに、つい書いてしまいます(笑)。

レコ発ライブを観に行って、少しだけ本人とお話ししました。
演奏テクの具体的な事を挙げてみたら、「意識してません」みたいな答えが返って来たので、驚愕 (笑)

・・・・・

もう、素でこういう存在なんです。
「曇りなきまなこで見定め、紡ぐ」
指板上のアシタカです。

なので、ここでは細かい事は述べません。
音と音のスペース、ニュアンス、チョイスする音の洗練度。
同じ楽器を演奏する人にとっては、まさに宝庫だと思います。

自身の邪念に気づく方が、、、いるかもしれません(笑)
ワタシが「ごめんなさい、ごめんなさい」と、懺悔のように涙しながらコピーしていたのは、秘密です(大袈裟 ww)

購入のリンクをいくつか貼っておきます。

アルバム購入
(Amazone) https://www.amazon.co.jp/Introducing-...
(diskunion) https://diskunion.net/jazz/ct/list/0/...


最後まで読んで頂いて、有難う御座いました。

90秒動画 [90 Sec.] 再生リスト

https://youtube.com/playlist?list=PL8l90y_laj0S3gHfqypZ34ZoaI5sJnKSo&si=FuES8dTNrxC2Bjg_






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