廃盤品の探し方:覚えておくと役に立つ9個の廃盤サイン
今回は廃盤品の見分け方について紹介します。
廃盤品を見分けることができれば、再販による値崩れのリスクを減らせたり、価格が上がっていく商品の予測が立てられるでしょう。
より多くの廃盤サインを知っておくと、それだけ廃盤の可能性が高くなります。
廃盤のサインを見逃さないように、ぜひ最後までご覧ください。
廃盤品とは
廃盤品とはメーカーが生産を終了した商品のことです。
廃盤になった商品は生産されなくなるので、市場に残っているものだけになり、徐々にその数も減っていきます。
しかし廃盤になっても、
・使い慣れたこの商品がいい
・新モデルは機能や成分が違う
・新モデルや類似商品がないのでこれを使うしかない
・二度と手に入らなくなるので持っておきたい
などの理由から、需要が続く商品は少なくありません。
廃盤になっても需要が続くと、生産が行われないため市場から在庫がなくなっていき、徐々に価格が上がっていきます。
商品を仕入れる際に廃盤であることがわかると、再販による値崩れの心配もほとんどありません。
また、一時的に出品者が増えて値崩れを起こしても、いずれ価格は上がっていきます。
このように、廃盤品の見極めはせどりで利益を出すために非常に重要なポイントです。
ネットで確認できる廃盤品の見分け方5選
商品が廃盤になるとメーカーがアナウンスしたり、店舗が特別な表記をすることがあります。
それらのサインを把握しておくことで、廃盤品を見分けることができるでしょう。
ここではネットで確認できる廃盤の見分け方について紹介します。
ただし、以下のサインは廃盤品である”可能性が高い”というだけで、必ずしも廃盤品とは限らないので注意しましょう。
1.メーカーのアナウンス
メーカーによっては公式サイトで生産終了商品を記載していることがあります。
メーカーによる発表なので、廃盤である可能性は非常に高いです。
以下は公式サイトで生産終了を告知しているメーカーになります。
・Panasonic
・TOSHIBA
・LION
・LEGO
・花王
・エステー
2.Amazonページの「新しいモデル」の表記
Amazonの商品ページを見ていると、「この商品には新しいモデルがあります」という表記を目にすることがあります。
この表記がある商品は廃盤品の可能性が高いです。
3.ヨドバシ.comの「販売を終了しました」
ヨドバシ.comで「販売を終了しました」と表記されていれば、廃盤品の可能性があります。
ただし、「販売休止中です」は廃盤ではないので注意しましょう。
4.ビックカメラ.comの生産完了
ビックカメラ.comの「販売を終了しました(生産完了)」という表記も、廃盤の可能性があります。
5.エディオン公式通販のカタログ消失
エディオンのネットショップでは廃盤になると商品ページがなくなることがあります。
商品ページがない商品は廃盤を疑いましょう。
店舗で確認できる廃盤品の見分け方4選
1.「在庫処分」「在庫限り」などの値札(POP)
多くの店舗で「在庫処分」や「在庫限り」などの値札を貼っている商品は、廃盤品の可能性があります。
他にも「なくなり次第終了」や「再入荷なし」などの値札も廃盤の場合があるので要チェックです。
2.ヤマダ電機の廃盤マーク
ヤマダ電機の値札をよく見ると右上にアルファベットが表記されていることがあります。
このアルファベットが「E」や「Y」だった場合、その商品は廃盤品の可能性があるので要チェックです。
3.イオンの赤丸シール
イオンと言えば、赤札(赤い値札)が利益を出しやすく注目されがちです。
しかし注目すべきなのはそれだけではありません。
値札に丸い赤のシールが貼られていると、廃盤品の可能性があります。
4.ケーズデンキの値札の色とアルファベット
ケーズデンキの値札は2カ所で廃盤品のチェックができます。
1つ目は右下に表記されているアルファベット。
右下のアルファベットが「W」「X」「Y」だと、廃盤の可能性があります。
2つ目はアルファベットが書かれている部分の色です。
右下のアルファベットが書かれている部分が緑色や赤色の場合も廃盤を表しています。
廃盤品の注意点
サインがあっても必ずしも廃盤とは限らない
これまで廃盤品の見分け方をいくつか紹介しました。
しかし、これらのサインがあったからといって必ず廃盤であるというわけではありません。
あくまで廃盤品を見分ける目安です。
特に、どれか1つに当てはまったからといって廃盤品だと認識するのは非常に危険。
廃盤を調べる際は、いろんな情報から判断することが大切です。
廃盤品だからといって必ず高騰するわけではない
廃盤品であっても価格が上がらない商品はたくさんあります。
最初に説明したように、廃盤になっても需要が続くことで徐々に価格が上がっていくのです。
「廃盤だから仕入れよう」「廃盤だったらそのうち価格が上がってくるだろう」と判断するのはやめましょう。
廃盤品 = 利益が取れる商品
ではなく、
廃盤品 = もう生産されない(供給量が増えない)商品
という認識が大切です。
売れ行きが悪くなりやすい
廃盤になって価格が高騰すると、売れ行きが悪くなりやすいです。
価格は上がったけど、ほどんど売れない商品も数多くあります。
廃盤品を仕入れる場合は価格が上がっても売れるのか、売れなかった場合はどうやって捌くのかを考えておかなければいけません。
まとめ
今回は廃盤品の見分け方について紹介しました。
ここで紹介した見分け方以外にも、さまざまな廃盤品のサインがあります。
しかし、絶対に廃盤であるというサインはありません。
多くの情報を集めて、廃盤の可能性を高めることが大切です。