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思い出す夏の記憶

もう7月ですね。

あっという間に一年も半分過ぎました。

5月が誕生日で、4月くらいからもう30歳になるんだ…

30歳、30歳…何か変わるのか…

とソワソワしていましたが、誕生日を迎えて30歳になったけれど特に何かが変わることはなかったです。

そりゃそうなんだけど。

でも、やっぱり結婚してないのでそういう意味では複雑な心境ではある…

焦りのようなものは28歳くらいで消えたけれど、私は結婚しない人間なんだ!もういいんだー!みたいな開き直りや悟りはまだまったく持ってないです。

あれ、こんなことを書く予定ではなかったのだけど。



私が今日書きたいことは夏の思い出の話。

夏といえばみなさんは何を思い浮かべますか。

夏祭り、バカンス、海、帰省…

夏って色んなことができる季節ですよね。

お盆休みもあるし、学生だったら夏休みもあるし。

20代半ば写真が趣味になってからは色んな夏を収めてきました。

写真に収めた夏の思い出はたくさんあるのですが、今回書きたいのはそれ以外の思い出です。

写真以外の夏の思い出で1番印象深いのは、高校3年生の夏。

自分でも驚いたのですが、自分の中ですぐ思い浮かべる夏景色って以外と高校3年生の夏なんですよね。

幼少期は海に毎年行ってたし、大学生になってからは友人や当時の彼氏と海や川に行ったりしたしお祭りにも行ったし、旅行にもたくさん行ったけれど

夏の原点といば私の中で高校3年の夏なんです。

私立の女子高の進学クラス(特進)に通っていて毎年夏休みはお盆を明けてから二週間だけ。

普通科のクラスの生徒は夏休みだけど、進学・国際・看護クラスはきたるべく受験のために毎年夏期講習があるのでお盆までは毎日学校に通っていました。

3年はさらに学校の夏期講習も通いつつ自由参加の勉強合宿も参加して、個別塾の夏期講習も通いました。

これだけ書くとものすごい偏差値高い大学目指していたように思われそうですが、偏差値50代後半くらいの中の中くらいの大学が志望校で、進学した大学もそれくらいのレベルです。通っていた高校の偏差値は45くらい。

別にめっちゃ勉強がんばってました!

わたし!勉強すき!かしこい!のよ!

とか書きたいわけじゃなくて、

こんなにパンパンにスケジュールを詰め込んだのは人生で初めての出来事だったんです。

中学でも高校でも部活動も特にしていなかったので。

8月の半ば辺り、勉強合宿から帰ってきたあたりでもうちょっと頭破裂しそう…

今の勉強で偏差値上がるのか。今以上に勉強し続けることはできるのか。本当に志望校合格できるのか。

と感じた私はちょっと冷静になろうと

一度受験に関する全てのことを考えることやめようと。

夜道を意味もなくサイクリングしました。20〜30分くらいだったと思います。

自転車を漕ぎ出すと気持ちいい夜風を感じ、

ペダルを漕ぐという純粋で何の変哲もない運動も気持ちの切り替えにもってこいでした。

サイクリングを終えて家に帰ると寝ました。

余計なことは考えずにぐっすり眠って起きるとその前の日まであった不安や焦りは消えてたんです。

もし、この日記を勉強に行き詰まった受験生がいたら(果たしているのか…)ぜひ、このサイクリングからの睡眠を実行してみてほしい。

それから、塾に行った帰りは必ずサイクリングをするようになりました。

頭の中を整理するためと

あと純粋に夜風感じつつサイクリングするのが気持ちよかったのでそれも味わいたくって。

夏の夜風の気持ちよさを感じたから、今でも夏=高三の夏休みなのかも…


とまあ、ここまでだらだらと自分が世紀の大発見したかのように色々書きましたが、その後読んだハチミツとクローバーという漫画の中で竹本くんも就活中に自分を見失って途方に暮れた時に自転車走り始めて日本一周するし、芸人ラジオを聴いているとサイクリングじゃなくても収録終わりにタクシーや電車を使わずに歩いてその日の仕事のモヤモヤを消化する芸人は多いようです。

でも、当時の自分からすると色んな選択に同時に迫られたことは初めての経験だったんですよね。

高校受験は消去法で選んだに等しかったし。


受験以外の進路を辿る人だってさらに色んな選択肢があったと思うし、私のその後の人生ももっと選択肢がありました。


勉強漬けになって参った気持ちを夏の夜風サイクリングで乗り切ったみたいに

人生、時には真正面から問題に向き合わずに、ちょっと別の方向からアプローチするのも大切なのかもしれないですね。

夏の思い出書こうと思ったのに、なんか人生論みたくなってしまった。

そういうことを考えがちな年頃なのかもしれないですね。

こういう見方によってはちょっとえらそうなこと書くくせにたぶん一年も経ったら、え!?私こんなこと書いたっけ!?とか思ってる自分も想像できます。(恥の緩和)








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