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【ポケカ 全文無料・投げ銭式】Stardom(2023シーズン振り返り)

※本記事は基本的にはただの自分語りです。6000字超の長文のためご注意下さい。


1. はじめに

 こんにちは、サンタマリアJAPAN(@santa_jpnjpnjpn)です。

 この記事を公開した時点(9/29(金))の翌日から2024シーズンのシティリーグS1が開始されます。突然かつ今更ではありますが、2024シーズン開始前に簡単な2023シーズンの振り返りとして本記事を執筆します。

 本記事で振り返る対象は公式大会(CL、シティリーグ)と良い結果を残した自主大会を対象として、各大会に向けての当時の考え方や使用したデッキリストと結果等を箇条書きベースで記載します。基本的には暇潰しとして読んでいただけると幸いです。
(一応、本記事は全文無料公開の投げ銭式とさせていただきますので、記事の内容を気に入っていただけましたら投げ銭いただけますと幸いです)。

※記事の本文中ではカード名、デッキ名が多く記載されますので、一部略称を使用します。


2. CL横浜(2022年9月 @パシフィコ横浜)

使用デッキ(ミュウVMAX(フュージョン))

戦績 5-3

・本大会開催の2ヶ月前にドラピオンVというクソカードが登場しておりミュウVMAXを使用すること自体が正しいだろうかと悩んだが、事前に自主大会等に出場した感覚ではその時点で誰もドラピオンVを使用していなかったため、JCS2022でも使用したミュウVMAXをそのまま使用することとした。
・環境的にはロストギラティナ、パルキア裏工作の2デッキが高い使用率になるだろうと予想、また直前に登場したVガードエネルギーの影響からアルセウス裏工作もそこそこ使用されるだろうと予想した。
・そのため、Vガードエネルギー+アルセウスVSTARを正面から突破するためにダブルターボエネルギーを減らしてその他のエネルギーを増やす、ダンデを採用する等のアプローチをした。
・当時は森の封印石が存在しなかったためボール系の枚数に悩んだが、トレッキングシューズとキャプチャーエネルギーを採用することで誤魔化した。
・今見るとサポート8枚、エネルギー8枚は事故りそうだが当時はクイックボールがあったので意外と何とかなった。

・当日の大会結果としては5-3でプロモ獲得までは達成できたので悪くなかったが、初戦ミュウVMAXミラーで劣勢の展開から相手がコイントス全外しでワンチャンスを掴み、自分のウッウロボ表で勝利確定にもかかわらずサーチカードを間違える(カミツレのきらめきを回収すれば価値だったのにフュージョンエネルギーを回収してしまう)ミスで敗北するという史上最悪のミスを犯してしまったことは今でも心残りである。


3. シティリーグS1(2022年10月 @トレカショップKCC)

使用デッキ(アルセウスギラティナピカチュウ)

戦績 3-2(予選落ち、15pt獲得)

・上記のCL横浜にてLZB(ロストリザードン)が活躍したため、ミュウVMAXを諦めたくなった(実際はそこそこ戦えたと思うが)。
・そこでLZBに有利を取れるようにそらをとぶピカチュウVMAXとマリィを押し付けられるようなデッキとして、アルセウスギラティナピカチュウを使用することとした。
・クロバットVやネオラントVを採用しなかったのは、最終ターン以外で出すと敗北に繋がるからであった。代わりにポケギアを採用していたが、そこまで使用感は悪くなかった。

・当日の大会結果としては、メタ対象であったパルキア裏工作には予定通り勝利できたもののLZBとは対戦せず、逆にロストギラティナと2回対戦して2回敗北しているので環境読みを間違えていたと思った。この大会自体がシーズンの初日だったこともあって正しい環境読みができていなかった。直前にアルセウス+ミュウツーV-UNIONが結果を出していたこともLZBの減少に繋がっていたと思った。
・結果的にはこの週はドラピオンVやLZBの使用率が少なかったため、引き続きミュウVMAXを使用していればもう少し高い勝率が見込めたのではないかと思った。


4. シティリーグS2(2023年1月 @バトロコミニ前橋文京店)

使用デッキ(ミュウVMAX(フュージョン))

戦績 5-2(準優勝、75pt獲得)

・世は大ルギア時代。ルギアVSTARかそれ以外か、という環境だったが、私自身それまでに出場していた大会の感覚からミュウVMAXも十分に戦えることを知っていたので自信のあるミュウVMAXを使用することとした。
・ドラピオンV+空の封印石を採用したLZBにはまず勝利できないと考えていたので、当日は対戦しないことを祈るしか無かった。
・構築としてはなるべくボール系を厚めに採用して事故率をなるべく下げたいという気持ちで構築を組んだ。

・当日の大会結果としては、予想通りのルギアVSTARとそれを対策するアルセウスジュラルドンとひたすら対戦することとなった。アルセウスジュラルドンがLZBを倒してくれたおかげか、LZBと対戦することは一度もなかった。
・私自身のミスはほとんど無かったと考えているが、逆に対戦相手のサイド落ちやミスに救われることが多かったので運が良かった。
・決勝のvsアルセウスジュラルドンはその反動か、初手で超絶事故、何とか誤魔化して戦ったものの最後はこちらのツツジ後、相手のボスの指令ドローに敗北した。無事確率は収束したのであった。

・やはり北関東でのみ戦績が抜群に良い(過去のシティリーグ優勝2回、準優勝2回の内、優勝2回はどちらも栃木、準優勝2回は群馬と栃木)。


5. シティリーグS3(2023年2月 @Duel Stade Ganryu入間店)

使用デッキ(ミュウVMAX(雪道ダブルターボ))

戦績 3-2(ベスト8、25pt獲得)

・新レギュレーションとなり、世は大ロスト時代。ミュウVMAXはデッキの根幹パーツはレギュレーション変更の影響をほぼ受けなかったため世間一般のメタ対象となり、ドラピオンVがどのデッキにも標準搭載されることとなった。
・一方でミュウVMAXはデッキの根幹パーツはレギュレーション変更の影響をほぼ受けなかったものの、クイックボールを失った影響は事故率の観点で非常に大きかった。
・以上より、新レギュレーションのミュウVMAXはドラピオンVに対抗できる構築とプレイング、加えて事故率増加に対するケアが必要となった。従来のフュージョン型だと事故率の問題が大きいと判断し、雪道ダブルターボ型ミュウVMAXを使用することとした。
・構築自体は至ってシンプルに、なるべく事故率の低減を目指して構築を組んだ。

・当日の大会結果としては、予想通りロストギラティナとの対戦が多かった。この日はじゃんけん全敗の一方でウッウロボの表率がやたら高く、予選では最終戦のこくばバドレックスV入りLZBに頂への雪道+シャドーミストでイジメられる以外は問題なく勝利できた。決勝トーナメントでは同系ミュウVMAXミラー、後攻から何とか捲りに行くも最終的に頂への雪道+ツツジをあっさり解決されて敗北という展開だった。
・シティリーグS2終了時点でトレーナーズリーグ込みでCSP120pt、WCSの権利を獲得するためには最低でも50ptは必要だろうと予想していたため、ベスト8での敗北は悲しいものであった。


6. シティリーグS4(2023年4月 @カードボックス青馬堂矢向店)

使用デッキ(ミュウVMAX(ハイブリッド))

戦績 2-2(ベスト8、25pt獲得)

・スノーハザード&クレイバーストの情報が公開されており、その中にミカルゲというクソカードが含まれていたこともあって、ミュウVMAXを使うのであればスノーハザード&クレイバーストの発売前にシティリーグに出場することを決意する。
・結果的には抽選に勝利したため、ミュウVMAXを使用することとした。
・環境的にはロストギラティナの他、ドラピオンV+空の封印石を採用したLZBやルギアVSTAR、サーナイトexも流行り始めていた環境で、フュージョン型の非ルールポケモンで戦えるメリットと頂への雪道が貼れるメリットのどちらも必要であると考えてハイブリッド型を選択した。

・当日の大会結果としては、予選の最初2戦は順当に勝利、3戦目はサーナイトexに敗北してこの時点で予選終了。決勝トーナメントも同じ方のサーナイトexと対戦し、またしても敗北した。当時のサーナイトexはナンジャモが存在しないためそれなりに事故率が高い分、回った時にはザシアンV+空の封印石でサイドを一気に取ってくる爆発力があったため驚異的であった。ピクニックバスケットまで使用されてダメージ調整される等、為す術も無かった。
・シティリーグS3終了時点でトレーナーズリーグ込みでCSP145pt、JCSの権利を獲得するためには最低でも75ptは必要だろうと予想していたため、ベスト8での敗北はより一層悲しいものであった。


7. CL新潟(2023年5月 @朱鷺メッセ)

使用デッキ(白ルギア)

戦績 3-3

・ミカルゲというクソカードに踊らされ、ミュウVMAXから一旦離れること決意した。また、ナンジャモとリバーサルエネルギーの登場によって明らかに強化されたサーナイトexは驚異的であり、非ルールポケモンでサイドを取り合う展開が可能なデッキを使いたいと考えた。その時に考え付いたのが白ルギアで、ロスト系デッキにも強く出られる可能性が高くて緻密なプレイが比較的不要なこともあって数週間使用し、しっくり来た型でCLに臨むこととした。
・構築としては現物多め、かつ博士の研究4枚、バーネット博士2枚でアッセンブルスターをきちんと宣言できるように組みつつ、ジャッジマンを採用してアッセンブルスター後にサーナイトex等に対しても序盤から圧をかけていくことを目標とした。
・当時は頂への雪道+ジャッジマンを有効に使用できるアルセウスギラティナがそこそこ流行っており、頂への雪道で停止することを恐れてバケッチャを採用した。
・リゲインエネルギーについてはロスト系デッキに対する対策札で、頂への雪道で停止させられつつウッウでルギアVを攻撃され続けるのが苦しいと判断したため採用した。

・当日の大会結果としては、仮想敵であるサーナイトexやロストギラティナには高い勝率を残したものの、地雷枠であるロストヌメルゴンと初戦から対戦したり、白ルギアメタであるアルセウスピカチュウと対戦したりと全体として満足できる勝率は残せなかった。白ルギア自体がCL前からかなり話題になったために白ルギア対策が敷かれていたことを考えると、白ルギア自体を選択したのがあまり良くなかったかもしれない。


8. 第3回いけぶくろ杯(2023年5月 @ドラゴンスター池袋店)

使用デッキ(ミュウVMAX(フュージョン))

戦績 9-0(優勝)

・CL新潟終了後はミュウVMAXの研究に戻り、ミカルゲやドラピオンVに対しても抗えること、サーナイトexに対しても十分戦えることを知ったため、自主大会では使い慣れたミュウVMAXを使用することとした。
・ミカルゲに対して抗うためにはフュージョンエネルギーがどうしても必要で、当時そこそこ流行っていたアルセウスギラティナにはミカルゲは標準搭載だったためフュージョンエネルギーの採用は外せなかった。フュージョンエネルギーを採用することでメロエッタやデオキシス等の非ルールアタッカーを採用可能とした。
・また、プレイング次第ではあるもののサーナイトexに対してロストシティが有効であることを知った。ロストシティを使用してラルトスやキルリアを先に削ることでサーナイトex側をリソース不足に陥らせるプランを取ることとするため、頂への雪道を採用せずにロストシティを厚めの3枚採用とした。また、序盤から使用するジャッジマンやボスの指令+ロストシティがサーナイトexに有効なため、ここも現物を増やすこととした。

・当日の大会結果としては、環境トップクラスのデッキとは概ね対戦し、運の良さもあってか全勝優勝を果たした。50人規模の大会なのでそこまで大規模の大会ではなかったが、新レギュレーションになってからちゃんとした勝利体験をしたのはこの時が初めてだったので嬉しかった。
・優勝賞品のクレイバーストからナンジャモSRを引くことができたことも含めて完璧な勝利であった!


9. 2023シーズンのまとめとその後(2023年6月〜9月)

・2023シーズンの戦績まとめとして、CSP170ptでプレイヤーランキング441位、CLは一番良い戦績で5-3、JCSやWCSには出場することができなかった。はっきり言って個人的には惨敗の1年であった。日本開催のWCSに出場できなかったことは勿論の事、2021年、2022年と優先権を獲得してJCSに出場していたため、2023年はJCSに出場できなかったことが残念であった。
・プレイヤー人口自体が明らかに増加していることもあり、環境読みと構築スキル、プレイング自体を上達させないとこのままWCSはおろかJCSにも出場することが叶わなくなりそうである。
・一方で、最近になって論争になっているBO1vsBO3問題等からしてもやはりポケカのBO1は運要素が強いと考えており、最近のカードパワーのインフレによって初手ゲー化が加速してしまっていることも考えると、運要素が強すぎるゲームにおいて競技として真剣に取り組むのもナンセンスなのかもしれないと少しだけ思っている。

・JCSの抽選に落選し、オフシーズンとなってからはせめてWCSの現地観戦だけでもしたいと考えていた。しかし、相変わらずポケカを金銭目的としか考えない転売屋がWCSの観戦チケットに複数アカウントを使ってまで多数応募したという話(これについては複数アカウントを弾けない、大会開催期間に転売屋対策ができていない開催者側も問題)や、相変わらずプレイヤーの中にも不正を行う人間がいるという話を聞き、競技として真剣に続ける意味があるのかと完全に萎えてしまった。そのため6月〜8月は全くと言って良いほどポケカに触れていなかった。
・それでも8月に2024シーズンについて発表された情報を確認する限り、競技における制度として不満とされていた点はいくつか改善されていた(シティリーグの不平等な大会定員の改善、JCSの優先権が獲得しやすくなる等)。このことはプレイヤーの意見を聞いて環境を改善しようという公式側の努力として私自身は受け取り、オフシーズンで離れていたポケカに一旦は戻ってくることとした。

・4月に相互カットが解禁されたように一応不正を発生させ辛い環境を作ろうとしている努力は見受けられるので、私自身が嫌な思いをするまではポケカを続けてみようと考えている。
・運要素が強すぎる問題については実際その通りなので、2024シーズンはあまり競技として捉え過ぎずに気楽にやるのが良いと考えている。
・転売屋については本当に商品を買いたい人が買えなくなる、公式側の転売屋対策コストを無駄にかけさせる上に、転売屋の存在が社会現象化する度にポケカ自体のイメージが悪くなるので速やかに消えて欲しい。

・2023シーズンは基本的にミュウVMAXを使い続けた。ミュウVMAXを使わない大会も一部あったが、その時は毎回良くない戦績だったため、今後もレギュレーション変更まではミュウVMAXと心中することを考えている(レギュレーション変更後が今から不安である…)。


 ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。

サンタマリアJAPAN

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