蟲神器を1週間遊んだ雑感
※注意!この記事には虫の画像が含まれます。
極力少なくしていますが、苦手な方は注意してお読みください。
11/14追記:蓑虫の隠れ蓑とテナガカミキリの考察を追記しました。
1.はじめに
コンニチハ、もしくはハジメマシテ。
santaと申します。
noteを書くのは本当に久しぶりになります。
という内容を毎回note書くたび言っている気がします。
大体の内容はTwitterで済んじゃうから仕方ないね。
と、いうわけで
タイトル通り、今回のnoteは蟲神器についてです。
自分のnoteを読みに来る物好きの方なら基本的に蟲神器についてご存じの方がほとんどであると思いますが、一応なんぞやコレ?という方のために蟲神器について簡単にご説明します。
蟲神器とは、あの大手100均ショップダイソーが自社PBで展開するオリジナルトレーディングカードゲームです。
ダイソーからは自社PBでこれまでもいくつかのオリジナルボードゲーム・カードゲームが発売されていましたが、トレーディングカードゲームは今回が初めて!
お値段もなんとスターターセット・ブースターパック共に100円+税という驚異の価格破壊。
スターターセットに至ってはこれ1つ買うだけで2デッキ分入っているため、家族や友達と対戦が出来てしまうという豪華仕様!
その安さと奥深さから発売以来Twitterで話題沸騰中のカードゲームです。
2.最初に触った感想
自分がこのTCGを知ったのは発売から1日経った11月8日のこと。
いつものようにTwitterのTLを漂っていたところ、上のツイートがどんぶらこ、どんぶらこと流れてきました。
不思議に思って開いたところ、中からは元気な赤ちゃんTCGが。
自分は普段ポケカとデュエマを嗜むカジュアルカードオタクなのですが、基本的にTCGというのはお金がかかります。TCGの種類や商品の種類にもよりますが、大体目安としてスターターが安いもので1000円前後、ブースターパックが1パック150円で1箱5000円程度が相場です。
ところが、このTCGは上記の通り激安。
参入のハードルが著しく低く、話のタネにでもなればと思ってその日の帰りにスターター1つとブースター10パックを購入しました。
家に帰って開封をしながらネットの海を漂っていると、なんと蟲神器が大バズりしているではありませんか。
こりゃあ面白いことになったぞと思いつつ買ったスターターを開けて一人回しをしてみると、思いの外(失礼ですね)面白かった。
調べたところdiscordサーバーまで出来ていたので、そのうちの1つに参加させていただきました。
次の日、discordサーバーが予想をはるかに上回る盛り上がりを見せているのに驚きながら対戦募集をしたところ、このゲームの予想以上の奥深さに気づかされ、以降沼にハマることと相成ります。
100円で遊べちゃうTCG、皆様も是非遊んでみてください。(ステマじゃないです)
3.注目カード紹介(スターター編)
ここからは、自分が個人的に強い/ポテンシャルが高いと感じるカードの紹介をしていきます。
1.セアカゴケグモ
コスト2 赤属性 体力400
技1:かむ 攻撃力100
技2:毒針 攻撃力400 この技は1度だけ使用できる
2コストながら、赤属性であるため相手の緑属性に対しては条件付きで800ダメージを与えることができる。
体力も400と最低限あるため、相手のニセハナマオウカマキリの神撃のカマ連撃1回で破壊されないのもポイント。
2.オオカマキリ
コスト4 赤属性 体力800
技1:カマ連撃 攻撃力200 攻撃後に相手の場に虫がいればもう一度200ダメージで攻撃できる
技2:共食い 攻撃力800 攻撃する時に自分の他の虫を破壊しなければ使えない
現環境で最強候補のニセハナマオウカマキリの軽量版が弱いわけがない。
雑魚処理と味方を犠牲に大型処理もできる高スペック。
攻撃力を上げる強化カードや術カードを併用することでカマ連撃の威力をさらに凶悪にすることもできる。
カード単体だけで戦おうとすると打点不足と低めの体力に悩まされるので要注意。
3.蟲の息吹
術カード コスト1 このカードを自分のエサ場に置く。※このエサのコストはこのターン発生しない。
デッキ枚数が少なく、必要なコストも少ない傾向にあるこのゲームでは、マナ加速はとても重要なファクターの1つである。このカード…というかスターターに収録の強化カードと術カードは各1枚しか収録されていないので、スターターは2つ買いがオススメ。
4.天牛の大顎
強化カード コスト0 この虫の攻撃力を300増やす。
属性相性があるこのゲームでは、相手の弱点を突ける虫に装備させると600ダメージもの上昇になる。ブースターパックにはコスト1になった代わりに攻撃力を+500させるカードもあるが、コスト0とコスト1の差は非常に大きい。不意に相手の守りを崩してリーサルまで持っていける。
5.蓑虫の隠れ蓑
強化カード コスト0 この虫の体力を500増やす。
コスト0にして虫の生存率を一気に跳ね上げてくれる優秀なカード。
低コスト虫に貼ると相手から除去されづらくして盤面の数的有利を取ることができ、高コスト虫に貼ると純粋に除去されづらい強力な虫が完成する。
後述の退魔の蚊遣火にはめっぽう弱いので、相手の蚊遣火がどこにあるか考えながらプレイすることが大事。
4.注目カード紹介(ブースターパック編)
1.ニセハナマオウカマキリ
赤 コスト6 体力1600
技1:神撃のカマ連撃 攻撃力300 攻撃後に相手の場に虫がいればもう一度300ダメージで攻撃できる
技2:共食い 攻撃力2000 攻撃する時に自分の他の虫を破壊しなければ使えない
ここ数日でにわかに名前が広まったこのゲームで最強格のカマキリ。
前述のオオカマキリの重量版となっている。
このゲームにおいて最大の火力を出せるが正直オーバーキル気味。
神撃のカマ連撃で的確に相手を処理しながらテンポを取っていこう。
2.デスストーカー
赤 コスト3 体力800
技1:きりきざむ 攻撃力200
技2:毒針 攻撃力800 この技は1度だけ使用できる
3コストながら毒針で相手のサバクトビバッタを1確。
コスパに優れた中量級アタッカーといえるだろう。
3.ミツツボアリ
赤 コスト1 体力200
技:かみつく 攻撃力100
特殊能力:<蜜をためる> これが場に出た時、手札から1枚エサ場においてもよい。※このエサのコストはこのターン発生しない
低体力ながらエサブーストを出来る強力な1枚。
低体力という点も、このゲームにおいては虫に破壊されることで手札補充に繋げることができるため一概にデメリットとも言い切れないのが面白いところ。
4.ゴライアスオオツノハナムグリ
青 コスト5 体力800
技:ふみつぶす 攻撃力500
特殊能力:<とびだす>これを縄張りから引いた時、自分の場に<とびだす>を持つ虫がいなければ、これを場に出しても良い。
現プールで最強のトリガー枠。全てのカードを使ってデッキを作る場合、よほどの理由がない限りはこれを2枚積むことが必須となる。
相手の攻撃に呼応して場に現れ、生半可な攻撃を耐え、相手の雑魚を蹴散らしてくれる。
中量級アタッカーの火力の指標としてこいつの体力がものさしとなる。
5.テナガカミキリ
緑 コスト5 体力1200
技1:キバ無双 攻撃力800
技2:テナガ攻撃 攻撃力300 相手の虫を2つ選び、それぞれに攻撃する
コスト5の重さに恥じない高体力、コスト4以下のほとんどを一撃で倒すことができるキバ無双、相手の低コスト虫をまとめて処理することができるテナガ攻撃と、攻守にわたって隙のない優秀なカード。
1枚あれば切り札として広く活躍してくれることだろう。
6.オオコノハムシ
緑 コスト5 体力800
技:かぶりつく 攻撃力600
特殊能力:<擬態>これは場に出た次の相手ターンに攻撃を受けない。
コストがやや重いものの、場に出した次のターンに相手の虫によって除去されないという効果を持つ。
基本的にトンカチの応酬となるこのゲームにおいて、1ターンをほぼ確実に耐えられるというアドバンテージはかなり大きい。
<擬態>持ちが場にいる状態で相手のカマキリ系の連撃を受けると縄張りが一度に2枚削れてしまうという点には要注意。
7.サバクトビバッタ
緑 コスト4 体力1000
技:くいつくす 攻撃力400 相手に直接攻撃した時、相手はエサ場のカードを1枚手札に戻す
条件が限定的ではあるが、驚異のランデス能力持ち。
速攻で出すことで相手のエサを停滞させ、動きを鈍らせたところで体力1000の除去されにくさを生かしてビートダウンを仕掛けることができる。
8.退魔の蚊遣り火
術カード コスト3
相手の虫を1つ選び、破壊する。
現環境で最強の除去術カード。シンプルイズベストと言わんばかりのテキスト。
相手の切り札級カードを破壊したり、縄張りが全て割れた相手を守っている虫を除去してトドメを刺したりと、攻守にわたって大活躍できる。
コスト3のためサバクトビバッタランデスを食らい続けても発動が可能。
9.叛逆の蛮勇
術カード コスト1
自分の捨て札の虫と、自分の場にある虫をそれぞれ1つ選び、交換する。こうして場に出た虫はこのターン攻撃できない。
条件つきではあるがリザレクションに近い能力を持っている。
既に攻撃済みの虫に叛逆の蛮勇を使い<擬態>持ちを出すことで、攻撃権を無駄にせずに安全な着地も可能。
ブースターパックのカードについては他にも強カードや面白カードがあるが、本noteでは考察が進んでいる、かつ汎用性の高いカードのみに絞っておきます。
残りのカードについては気が向いたら更新するかも。
5.おわりに
と、ここまで書いてきましたが、わずか110円の商品にもかかわらず、非常に考察のしがいがある面白ホビーであることが伝わりましたら幸いです。
ここ数日で大手カードショップが買取表をだしたり、フリマサイトで早速転売が横行したりしているようですが、公式もいう通りダイソーの商品は待てばしっかり入荷するし、大量に注文するのであれば個人でも公式サイトから発注が可能なので、情報に踊らされないようにしましょう。
ちなみに個人的に瀬戸際の虫時雨はハイリスクすぎて3000円ほどの強さはないと思っています。ハマればもちろん強いけどね
それでは今回はこのあたりで。
ではでは。