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トゥルシー・ギャバード国家情報長官(DNI)就任の意味するもの


トゥルシー・ギャバードが、アメリカ合衆国の国家情報長官(DNI)に正式に就任した。

かつては民主党の一員として活動し、バーニー・サンダース氏を支持するなど民主党内の”最左派”に位置していた。

彼女は軍出身だが、彼女を支持するのは軍の上層部ではなく、一般兵士や労働者階級、さらには社会の下層とされる人々である。2022年に、今回USAIDをめぐる騒動でスポットライトが当たったサンダースやウオーレンなど民主党左派と決別した彼女は、政府による市民監視や戦争に対する懐疑的な立場、エドワード・スノーデンの擁護など、言葉の正しい意味における徹底したリベラルの姿勢が共感を呼び、彼女を今のポジションに押し上げた。

パンドラの箱を開けたトランプ政権だが、それは共和党内の軍産医複合体など既得権益層、福音派、ビッグテック・テクノクラート、ギャバードやケネディーJr.などのリベラル・市民運動など各種潮流の微妙なバランスの上に成り立っている。上院におけるギャバード、ケネディjr、パテルらの承認においてはそれらの勢力が暗闘、交渉を繰り広げていたが、これでひとまずのところ決着がついた。ひとことでいえば、草の根の完勝である。

今後、イーロンマスク・DOGEによるAIなどの最先端技術を用いた各省庁の監査を通じて、バイデン政権やそれ以前の政権における不正や犯罪が確定的証拠とともに明るみに出されることになるだろう。

https://wired.jp/article/doge-chatbot-ai-first-agenda/...

https://www.independent.co.uk/.../jeffrey-epstein-trump...

その影響は、米国内にとどまらず、米国と深い関係にあるG7諸国の(メデイアやカルト的組織を含む)支配層に及んでゆく。

既存メディアや民主党議員たちは、クーデターだと非難している。確かに、革命類似の事態が、静かに(つまり流血を伴うことなく)進行中だ。



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