見出し画像

2024 駒場東邦中 算数

初めての方はご一読ください。

<入試結果>
受験者平均点 57.2点/120点
合格者平均点 66.6点/120点

例年より低めの得点でした。思考力系の問題を含む数論分野の出題が多かった本年は、図形問題が多い年と比べて受験者と合格者の間で平均点の差が広がっています。
また、大問1が難しかったことからもこのことがいえそうです。

大問1(1)①A ②B (2)C (3)①A ②B ③C (4)①A ②B

一つ一つの問題が方針を立てるところからのスタートであり、大変だったと思います。これから駒東を目指す新6年生ではこの大問1だけで試験時間が終わってしまうかもしれません。求められるレベル感や作業量をはやめに確認しておきたいところです。

大問2(1)A (2)A (3)B

(2)が少し問題文の指示からどこの図形を指すのか分かりにくいですね。丁寧に読み込み→判断し、解きましょう。この大問が完答できれば合格へはだいぶ近づきます。

大問3(1)A (2)B (3)①B ②C

場合の数でよく見る正方形の数を数える問題。ピラミッド状に並べられた図形から数えるため、かなりの丁寧さが求められます。

大問4(1)A (2)B (3)C

今年度、この問題は海陽中(一般)、栄東中でも取り上げられました。ちょうど駒場東邦中の受験生にもこの二校を受験生していた方もいたのではないでしょうか。前提知識はほとんどいらず、その場で考えさせる問題です。最後大きな数を調べさせるのは駒東らしくていいですね。

A問題をしっかり拾う。大問1に惑わされずに大問2~4で取れるところをしっかりとれば合格点だったと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?