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2024 南山女子中 算数

初めての方はこちらをご一読ください。


<入試結果>
受験者平均点 95.3点/200点
合格者平均点 131.7点/200点

本解説には問題はありません。

(1)A (2)A (3)A (4)A (5)A (6)A (7)A (8)A

最初のゾーンはノーミスで。例年よりも計算の工夫を求める問題が多めでした。(3)(4)と同じタイプに計算ですので、無駄なく処理したいところ。
速さ、割合と確信を持って進める答えなので短時間で終えたいところです。


(9)B (10)A (11)B (12)A

(9)や(12)は落ち着いて状況を整理し、簡単な計算に持ち込みたい。
(11)は同様の問題に取り組んだことがないと不安になるかも。

(13)A (14)B (15)B (16)B (17)B

大問11が(16) 大問12が(17)です。

場合の数は計算方法を知らないと(14)は大変。
図形は今年は総じて難易度は高めです。ただ有名論点ばかりなので一つでも多く得点して差をつけたいところです。

(18)C (19)B (20)B (21)C

大問13が(18)、大問15が(21)大問です。

今年も立体図形は一問。やや難しめの論点ですが、力技でも正解できます。
(19)(20)は経験したことのある受験生も少なくないはず。
(21)ここ数年の作図はやさしめでしたが、今年の作図は難しいですね。

対策とアドバイス

南山女子中は愛知県内のトップ勢が集まる入試です。入試においては超難問がないだけに、ミスの差が合否を分けます。また、今年は図形問題を中心に「見たことのある」問題が多かった受験生が有利であったといえます。普段から標準レベル〜やや応用的なテーマは触れておきたいですね。また、場合の数や数の性質を中心に、難しくはないが本質的な理解(なぜそうなるのか)まで踏み込んだ問題がありました。特に場合の数は、思考的問題と技術的問題が見られ、ただ書いて調べるにとどまらない例年よりも本格的な問題だったように感じます。
さらに、試験時間50分で処理するには計算問題や計算の工夫も対策が必須です。
力技の工夫だけでなく、式をいくつかのまとまりでとらえる、分解するといった見方を学ぶ必要があります。最初の計算5題でで10分かかるのと、3〜4分で終わるのは同じ全問正解だとしてもその後への影響が違いますよね。必ず工夫はおさえましょう。
今年は割合を比で捉えるべき問題が多く感じました。普段から答えが合っているだけでなく、よりよい解き方を追求した学習をしておくと確実にアドバンテージとなりそうです。

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