2025 海陽中(特別給費生入試/入試Ⅰ) 算数
はじめての方はご一読ください。
特別給費生入試(12/14)
受験者平均点 35.2/100点
合格者平均点 49.9/100点
今年の問題は何をすべきか明確なものが多く、難易度的にも比較的マイルドな印象でした。しかし、大問3と4の正答率がそこまで伸びなかったことが平均点が低くなった原因に感じます。
60分の時間の使い方がいかに難しいかを感じます。解くべき問題の見極めと正確な回答を心掛けるいつも通りの「鉄則」が結果につながります。大問4の平面図形は差がつく問題だと思います。難関校志望者で算数が得意ならば解けるようにしておきましょう。
受験した方でまだ他校の受験が残っている方も多いはず。しっかり復習をしましょう。
思考力度数 0.78
他の学校と比べるとやや高めですが、海陽特別給費生入試としては標準的〜やや高めです。
大問1 (1)(あ)A (い)A (う)A (2)B (3)B (4)(え)A (お)B
大問2 (1)A (2)A (3)B
大問3(1)A (2)B (3)B (4)C
題意を読み取るのが大変かもしれません。規則をつかめばやることは少ないはず。
大問4 (1)B (2)B (3)B (4)B
今年は立体図形なし。平面図形が得意だと有利だったでしょう。
入試Ⅰ(12/21)
受験者平均点 52.1/100点
合格者平均点 55.7/100点
こちらも大問4にみられる規則の表など、やや高度な技術を要求されました。
思考力度数 0.44
例年通りかやや思考力強めのセットでした。これは必ず取るぞ,という問題の取捨選択も大切です。
大問1(1) (あ)A (い)A (う)B (2)A (3)B
(う)の通過算は速さに慣れていないと難しく感じるでしょう。消去算でもOK。
(3)は図形をうまく貼り合わせて平行四辺形を作るという、普段あまり扱わない問題。感覚も大切に。レベルAを全て合わせましょう。
大問2 (1)A (2)A (3)A (4)A (5)B (6)C
(4)までは合わせたい。(3)(4)は地道に書くのは難しく、(1)(2)も参考にすると楽に解けるという規則性らしい良い問題でした。(5)の面積比の問題も面白いですね。(6)はすべて見つけるのは大変。
大問3 (1)A (2)A (3)B
(3)は最難関校のグループでよく出題される問題。テキストではあまり馴染みがないかもしれません。
大問4(1)A (2)A (3)B (4)B
こちらは処理方法をつかんでしまえば最後まで簡単に到達できる問題です。
中学入試では流行りの問題。受験生以外にも復習してほしい一題です。
A問題を合わせきれれば合格点は十分到達します。今後も受験が控えている方は必ず確認しておきましょう。合格していてもやるべきことはあります。