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私にとってのテキトーフォーミーが分かったらココロが楽になった話

わたしにとってのテキトーフォーミー。
所属しているライターコミュニティ「ライターゼミ」のイベントでこの言葉を知りました。

テキトーフォーミーとは、滋賀県の企業「藤沢製本」さんが手がけるブランド。「毎日のパフォーマンスがナチュラルにベストな自分へ」をコンセプトにした「かばおのノート」や「かばおのキューブ」などを販売しています。代表のよめさんが提案する、かっこつけずに使えて、無理なく付き合えるプロダクトはとても魅力的。キャラクターのかばおは「本当のあなたも、偽物のあなたも、すべてを知っている」とってもかわいいカバの妖精なんです。

「毎日のパフォーマンスがナチュラルにベストな自分へ」

テキトーフォーミーとは自分にとって「適当」であること。
「いい加減」という意味ではなく、自分を誇張せずにナチュラルでいられる状態。

ライターゼミのイベントでは「自分のテキトーフォーミーをアウトプットしてみよう!」という宿題が出されました。自分を見つめ直すきっかけになるのでは?と思い、アウトプットチャレンジに参加することに。

あーでもない、こーでもないと紙に書き出します。割とすぐに見つかると思っていたのに、意外にもなかなか見つからない!「自分と向き合う」のは楽しいけれど、しんどくもありました。

でも、テキトーフォーミーが見つかったとき、なんともいえないココロの開放感を感じることができたのです。勇気を出して取り組んで良かったなぁと思っています。

何度も迷子になりながら苦労した末に見つかった、私にとってのテキトーフォーミーとは?

私にとってのテキトーフォーミー


最終的にたどり着いた「私にとってのテキトーフォーミー」はこの2つ。

  • 広く浅くがちょうどいいし、長く好きでいられる。

  • 好きなものをナチュラルに推していきたい!

うん、我ながら上手く言語化できました(笑)

私にとってのテキトーフォーミーが舞い降りてくるまでのプロセスを、せっかくなので記録しておこうと思います。

価値観や目標とは少し違うテキトーフォーミー


「私にとってのテキトーフォーミー」を言語化するためには、自分の中の思考を整理する必要がありました。

なぜかというと、私はテキトーフォーミーを「価値観」や「目標」のようなものだと思っていたからです。

ちょうど同じころ、ライターゼミで開催された「カラバリューカード」のイベントに参加した私は、自分が大切にする価値観について学びを深めていました。

そこで明らかになった私の価値観は「共感」「自己への気づき」「成長」「家族」「調和」の5つ。

カラバリューカードでの学びを活かそう!と意気込む私。
最初に浮かんだテキトーフォーミーはこんな感じでした。

  • 自分のしたいことをしながら家族も大切にするよう頑張る

  • 人の話を聴くのは苦にならないから、これからも継続していく

  • 自分と向き合って、日々成長できるようにチャレンジする

  • 人と人をつなげていけるように努力する

頭に浮かんだものを書き出してみると、う~ん、なんともいえない苦しさが……(笑)

私の本当の姿を知っているカバの妖精「かばお」が問いかけてきます。

「これって本当にナチュラルなヨウコなの?」

「努力する」「継続する」「チャレンジする」「頑張る」……。
確かに私が大切にしている「価値観」であり「目標」ではあるけれど、それって飾らない私なのだろうか?無理してないのだろうか?

じゃあ、私にとってのテキトーフォーミーって、いったい何!?
迷子になった私は、テキトーフォーミーのホームページで、よめさんのコラムを読んでみました。

目標や価値観にとらわれている自分をリセット


コラム「かばおのノートが生まれた理由」にはこう書いてありました。

Instagramの#bujoを見ると、カラフルでおしゃれで、手の込んだノートやページを映した画像がたくさん出てきます。
それらはとても魅力的です。

でも、私は思うのです。
それって、本当にその人の自然なのでしょうか。

ページを作り込むことが目的となってしまう。
これってよくわかります。
私も最初は手帳を彩ることがBuJoだと思っていました。
その行為が、毎日の自分を豊かにしてくれている趣味ならそれで構わないのです。

私も、1日だけなら、1ページだけなら、とっても素敵なノートを作る自信があります。
私もそういうの、好きだから。

ただ、毎日それを続けて、「それがあなたの『 テキトーフォーミー 』か?」と問われたときに、違いました。
「 テキトーフォーミー 」が提供したいのは「毎日の自分のパフォーマンスがナチュラルにベスト」なこと。
「かばおのノート」は、私が、あなたが、「しんどくない」BuJoを実行するためのお供となってほしいのです。

もしも、あなたが少しでも映えるページを作ることにしんどさを感じているならば、一度「かばおのノート」とともにリセットしてみてください。

テキトーフォーミーHPより

なるほど、一度自分をリセットしてみよう。
目標や価値観にとらわれない自分を見つめ直してみよう。

そう思ったわたしは、大好きな書店と図書館に行きました。自分がいちばんナチュラルでいられる場所だったら、テキトーフォーミーが分かるかもしれないと考えたのです。

うん、静かなところで「かばお」と対話してみよう。

ありのままの自分を見つめる=テキトーフォーミー


書店と図書館をグルグルと回りながら、今までの人生について想いを巡らせました。

わたしは昔から好奇心旺盛で、好きなものが無限にあります。
本業のライティングや心理学はもちろん、子育てや医療、教育、福祉ももっと勉強したい……。

趣味では、韓国文学、K-pop、韓国語、ビートルズ、ロック全般、読書、マンガ、映画、古着、歴史、神社仏閣、ロックスターの伝記集め(なんじゃそら)、バスケ、ボルダリング、ボランティア……
最近では、デザインにも少し興味が出てきました。苦手ですけど。

こんな感じだから、昔からひとつのことを極められません。
いやいや、資格持ってるから極めてるんじゃない?と言われそうですが、実はそうではないんです。

自分の好奇心がおもむくままに資格を取り、そのときに「やりたい!」と思った仕事に挑戦してきたので、良くいえば経験豊富、悪く言えば中途半端。

わたしの親たちは、ひとつの会社、ひとつの組織で働き続ける価値観を持っています。私も、小さい頃からその価値観を伝えられてきました。

ひとつの場所にとどまれない自分、ひとつのことを極められない自分はダメだなぁ、とネガティブな感情を抱いたことは数えきれません。
自分と同じ世代の方が「20代からこの仕事を始めて20年」と言っているのを聞くと「わたしってこの20年、何をやっていたのかな?」と落ち込むこともしばしばあります。

家庭と子育てを優先した結果とはいえ、自分でも知らないうちに、何も成し遂げていない自分に焦りを感じているのかなと思いました。

趣味も同じ。わたしは20年前からK-popが好きですが、ひとつのグループ、ひとりの歌手を推してなくて、k-popという「ジャンル」が好きなのです。これはいい!と思ったら何でも誰でも推します。
いわゆる「雑食系」と呼ばれるファン。

これで好きっていえるのかな?
資格を持っているから知識もスキルもあります!って言えるのかな?
わたしは〇〇を極めてます!って堂々と言える人になりたい……

そんなことを思っていたら、図書館である本に出会いました。

あったりめえじゃん なりたいってのがあるのは 今の自分を キライだってことじゃん
情熱を現実にする一番効果的な方法は、何がしたいかと同じくらい、何ができるかを知っておくこと

「ぼのぼのみたいに生きられたらいいのに」キム・シンフェ著より

この言葉に、頭をドーンと殴られたような衝撃を受けました。

そうか、わたしが「こうなりたい!」と思う気持ちが強いのは、ありのままの自分を肯定できていないから。

自分を肯定しよう、努力でカバーしようと思うあまり、目標や価値観にとらわれて苦しくなるのだと。

テキトーフォーミーは、ありのままの自分を見つめる作業かもしれない。

ひとつのことを極められない自分も、好奇心がおもむくまま好きなモノを増やしてしまう自分も、〇〇だけは誰にも負けない!って言えない自分も……全部肯定してあげよう。

それが「私にとってのテキトーフォーミー」だと気づいたのです。

「うんうん、それがありのままのヨウコだよ」
かばお!わたし、ちょっとテキトーフォーミーに近づいたよ!

テキトーフォーミーでココロが軽くなった


こんな感じで、私のもとへやってきた2つのテキトーフォーミー。

  • 広く浅くがちょうどいいし、長く好きでいられる。

  • 好きなものをナチュラルに推していきたい!

「かばお」との対話は、自分自身との対話でもありました。

自然体の自分を肯定できたとき、私のココロはふわふわとやわらかくなり、重い荷物がストンと落ちたように軽くなりました。

広く浅く色んなことに興味を持って、いつまでも自然体で推していきたいと自分の想いが明確になったからでしょうか。

そのなかで、心理学やライティングみたいに、もっともっと学びたいものは頑張ってみること。家族との時間を楽しめるように工夫すること。

価値観や目標は今まで通り大切にするけど、たとえうまくいかなくたって自分を否定しないこと。

自分がゴキゲンであるために、好きなものをずっと好きでいるために。

「毎日のパフォーマンスがナチュラルにベストな自分へ」

あなたも「かばお」といっしょに考えてみませんか?


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