4年前の私へ
中学3年生だった私は、奈良県立国際高校に足を運んだ。留学フェローシップキャラバン隊2019の奈良会場に参加するためだった。
そこで出会ったのは、インターネットやテレビを通してしか知らなかった海外大学生。特に、二重専攻(double major)している先輩の自己紹介にグッと引き込まれたことを今でも覚えている。
「私は〇〇学、と□□学を専攻していて、趣味は〇〇と、△△と、□□で、大学では〇〇の活動もしています。休日は△△するのが好きです。」
自己紹介長いなぁーーー。これが好きなんだよな。
口を開けたら自分の好きなこと、興味のあること、やりたいことが、
がっーーーーっと溢れてくる大学生に、引き込まれた。
今まで出会ってきた大学生の自己紹介は
「〇〇大学△回生の□□□□です。」
え、それだけ?単純すぎでしょ。
1つの学問でしか自分のことを表せないの。表しちゃいけないの?
(私それ出来ないかも、どうしよう。)
これが中学3年生の私が持った正直な感想だった。
なんで1つの学問で自己紹介できるのか不思議だったし、
中高大エスカレーター(内部進学)のシステムの中にいたから、先輩が1つの学部を決めて大学に進学する様子も不思議で、17、18歳という、あまりにも未熟な経験値と頭で、なんで「この学部に進学したいです。」と言いきれちゃうのかが訳が分からなかった。だからこそ、キャラバン隊で、海外大学生の長い自己紹介を聞いた時に、一言では自分のことを説明できない複雑性に惚れた。
4年後の私、キャラバン隊を率いる立場になった。
キャラバン2023ではどんなフェローに出会えるのだろう。
どんなキャラバン隊を届けたいのだろう。
そもそもキャラバン隊の価値って何なんだろう。
どんな葛藤が待っているのだろう。
楽しみで仕方がない。と同時に、120%で準備したいと心の底から思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?