
ピックルボールが紡ぐ親子の絆!「プロを目指す息子」と「コミュニティーを創る父」
これまで交わらなかった人々が、あらゆるバックグラウンドを超えて関係を深めることができる新しいスポーツ、ピックルボール。
ピックルボールと出会い、プレーするようになって、ビジネスのきっかけが生まれた。友だちができた。生活習慣が変わった。
Sansan Pickleball Club公式noteでは、「ピックルボール×出会い」にまつわる十人十色のストーリーを発信します。
■ピックルボールとは?
アメリカで1965年に発祥したスポーツ「ピックルボール(Pickleball)」は、バドミントンコートと同じ広さのコートで板状の「パドル」を使い、穴の空いたプラスチック製のボールを打ち合う、テニスを誰もがプレーできるようにしたようなスポーツです。アメリカでは、直近1年間でプレーしたことがある人は4830万人にのぼると言われており、老若男女が楽しむスポーツとして日本でも広がりを見せています。
今回は、ピックルボールに魅了され「ふじみ野ピックルボールクラブ」を設立した近藤高史さんと、高史さんのご子息で将来はプロのピックルボール選手を目指す近藤晃正さんに話を伺いました。

「身体能力に優れた相手にも勝てる」幅広い世代が楽しめるピックルボールの魅力
ーピックルボールとの出会いを教えてください。
高史さん
学生時代からテニスをやっていて、アマチュアですがビーチテニスの大会で世界10カ国を回るくらい夢中になって取り組んできました。ピックルボールとの出会いは、友人のプロテニスプレーヤーからの紹介がきっかけです。初めての印象はスポーツというより、どちらかと言えば遊びのような印象でしたね。正直ここまでのめり込むとは思っていませんでした。
息子(晃正さん)と一緒に参加したSansanカップ (ピックルボールの大会・体験イベント)で初めてピックルボールを体験したのですが、想像以上に深みのあるスポーツだと感じました。
晃正さん
お父さん(高史さん)に勧められてSansanカップの初心者大会に出場しました。僕はテニスもやっているのですが、テニスと比べてパドルも小さくて扱いやすかったのでとても楽しめました。
ただ大会では全く勝てず、もっとうまくなりたいと思いました。

高史さん
私も体験イベントで、同年代の女性とプレーすることになったのですがあっさり負けてしまいました。
テニスとビーチテニスの経験からラケットスポーツには自信を持っていたので、「何で負けるんだ?」と思い、同時にピックルボールの奥深さに惹かれたことを覚えています。
ピックルボールの大きな特徴の一つとしてボレーをしてはいけないエリア(ノンボレーゾーン)があることがあげられます。このルールのおかげで、身体能力だけに頼らない戦略でも勝利することができます。
お年寄りや子供でも楽しめるし、戦略次第で自分より身体能力に優れた相手にも勝利することができる。そんなところがピックルボールの魅力だと思います。

ー年齢性別に関係なく楽しめるのは、ピックルボールの大きな特徴ですよね。他にも魅力があれば教えてください。
高史さん
ピックルボールは、テニスと比べて日焼けしないところが魅力ですね。日本では主に室内でプレーすることが多いので、日焼けを気にせずに楽しめます。それに加えて、運動量が適度で、次の日の仕事に響くことも少ないです。またアメリカ発祥のスポーツということもあり、新しい物好きの私にはその点も魅力的でした。いい意味で日本ではまだまだやっている人が少ないので、新しく面白いスポーツをやっている人という印象を与えられますよね。
最近では、メディアでの注目度も高まってきているので、これから流行るだろうと思っています。
晃正さん
僕は友達と気軽に楽しめるところが気に入っています。ラケットが小さいので、扱いやすいのも良いですし、音がカンカンと響くのが楽しいです。初心者でもすぐに上達を実感できるところも魅力だと思います。

ピックルボールを通じて深まる親子の関係
ー普段はどのようにピックルボールをしていますか。親子でプレーする機会も多いのでしょうか?
高史さん
普段は、地元の体育館でプレーすることが多いです。息子とは週に一度は一緒にプレーしています。以前よりも会話の量が増えましたし、息子の成長を実感しながら一緒に過ごす時間は何にも代えがたいですね。テニスの頃はスクールに任せていた部分が多かったですが、今は私自身がコーチ役となって親子で楽しんでいます。
晃正さん
ピックルボールをお父さんと一緒にプレーすることで、仲良くなった気がします。試合の後に反省会をしたり、次の目標を立てたりするのが楽しいです。

高史さん
息子は、ピックルボールと出会う前はゲームをしていることが多かったです。ゲームが悪いことだとは思いませんが、スポーツや他の遊びにも興味を持って欲しいと思っていました。ピックルボールと出会ってからは、ゲームの時間が減りました。自らピックルボールをやりたいと言ってくれたのが嬉しかったです。
晃正さん
将来はプロのピックルボール選手になることが目標です。日本代表として世界の大会に出場したいです。進学する中学校にはピックルボール部がないので、部活には入らずにピックルボールを練習する時間を増やしたいと思っています。

ピックルボールから広がる交流の輪
ー高史さんは、ピックルボールサークル「ふじみ野ピックルボールクラブ」を立ち上げました。サークルでの活動について教えてください。
高史さん
現在、10名ほどのメンバーが集まっていて、週に一度活動しています。普段活動している埼玉県はまだピックルボールをする人が少ないので、これからどんどん広げていきたいですね。特に、若い世代の参加者が増えることを期待しています。ピックルボールは、年齢や性別を問わず楽しめるスポーツですから、家族や友人と一緒に気軽に参加してもらえればと思っています。

晃正さん
サークルには、小学生や中学生も参加しているので、交友関係も広がってきました。同年代の友達を誘って、もっとたくさんの人とピックルボールを楽しみたいです。いろんな人との交流が僕にとっても勉強になりますし、一緒に成長していける仲間が増えると嬉しいです。

ーサークルを立ち上げるほどピックルボールに熱を感じた理由を教えてください。
高史さん
スポーツとして楽しいというのももちろんありますが、ビル・ゲイツさんや大阪なおみさんが出資しているといった話を聞いて、ビジネスの観点でも可能性があるスポーツだなと思いました。Sansanさんもそうですけれど、ピックルボールを推している日本企業も増えていますよね。
ー晃正さんは、ピックルボール世界5位のライリー・ニューマンさんの特別レッスンを受けました。学んだことを教えてください。
晃正さん
ライリー・ニューマンさんに直接指導いただきました。前にいくときはパドルを高く構えてボレーを狙う、後ろの時はパドルを低く構えてボールを持ち上げることを意識するように教えてもらいました。
特別レッスンを通じて、プロを目指す気持ちがこれまで以上に高まりました。

ー今後の目標について教えてください。
高史さん
今年のはじめに、ピックルボールを普及するためのYouTubeを立ち上げました。ショート動画も含めて150本以上あげています。今後はYouTube動画の投稿ネタの一環として海外の大会に挑戦していきたいと思っています。
(高史さんが立ち上げたYouTubeチャンネル)
YouTube動画の活動も含めてですが、もっと多くの人にピックルボールの楽しさを伝えたいと思っています。地元のコミュニティでも大会を開催したいと思っています。
ピックルボールを通じて、人と人がつながるきっかけを作っていきたいですね。
また、私自身会社経営をしていることもあり、ピックルボールを自分の事業にも活かしていけないかを模索中です。

晃正さん
僕はプロになることが目標です。ピックルボールと出会って本当に楽しいスポーツだと感じています。プレーヤーとしての活動だけでなく、お父さんのようにYouTubeでの発信活動もしたいと思っています。
ー本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました。

■Sansan Pickleball Club
公式HP
公式LINEアカウント
公式note