【外資コンサル過去ケース⑥】マッキンゼー・トラックメーカー(参考回答付き)
マッキンゼーのケース面接の過去問です。
マッキンゼーのケース面接の1つの特色として、産業・技術トレンドの大きな変化に焦点を当てた題材が多いことが挙げられます。
今回は、EVシフトに直面するトラックメーカーのケースを扱います。
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【クライアントの目標】
クライアントはタルボット・トラックス社です。タルボット・トラックスは、自社車両の二酸化炭素排出量を削減するために、電気トラック(eトラック)の製造の実現可能性を評価するためにマッキンゼーに協力を求めています。
【状況説明】
タルボット・トラックスはヨーロッパを拠点とする民間のトラックOEMです。世界中でトラックを生産・販売しています。タルボット・トラックスは、品質においてリーダーとされています。主な顧客層は、数千台のトラックを保有する大手トラック運送会社や、より少ない数のトラックを保有するオーナーオペレーター(小規模顧客)です。
現在のトラックは主にディーゼルエンジンで動力を得ており、炭素系の石油燃料が必要です。タルボット・トラックスは、車両のカーボンフットプリントを削減する方法を探求しており、特に電気トラック(eトラック)について尋ねています。
eトラックとディーゼルトラックは、設計面で異なります。電動モーターとバッテリー対燃焼エンジン、また、燃料補給方法も異なります。すなわち、比較的遅い充電対ガソリンスタンドでの素早いディーゼル燃料の給油です。この新技術の導入は、大手および中小の顧客にとってもメーカーにとっても破壊的です。
タルボット・トラックスのCEOは、ヨーロッパ市場におけるeトラック製造への投資の妥当性を判断するためにマッキンゼーに協力を求めています。
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