【ボストン・コンサルティング(BCG)過去ケース③】筆記用具メーカー競合戦略
BCGのケース面接の過去問です。
BCGのケースの出題形式は様々ですが、市場規模や成長率など一定の情報が与えられ、まず、その情報の読み解きをした上で、課題や打ち手を述べる、というパターンは頻出といえます。
今回はそうした「情報読み解き+打ち手立案」の典型的なケースを扱います。
【取り組むに当たって】
・まず以下の問題だけを読み、5分間自分で考えてみてください
・その後、実際に面接官に説明する想定で、自分の回答を説明してみてください。
・その上で、参考回答を読み、自分の思考プロセスと見比べて改善点を探ってください。
----------------------------------以降、問題---------------------------------------
筆記用具市場が以下の状況です。ここから言えることは何でしょうか。
・全体で1200億円の市場が、3年で1100億円に減少
・市場はボールペン、マーカー、シャープペン、鉛筆、万年筆があり、成長率はそれぞれ+2%、-1.5%、-2%、-5%、-0.5%クライアントはA社という筆記用具メーカー。競合企業は、パイロットと三菱鉛筆。 以下の情報から言えることは何か。
・A社は商社に販売を依頼しており、販社は1社 ・一方で、パイロットはパイロット独自の販社や卸の会社を使い、販社は7社。また、小売りだけではなく、企業にも展開しており、小売りとの売上比率は3:1。
・三菱鉛筆もパイロット同様だが、販社の数は29社。ここまでの情報を踏まえて、A社の現状の課題と今後とるべき打ち手を述べなさい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?