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【外資コンサル過去ケース③】マッキンゼー・グローバル製薬企業(参考回答付き)

マッキンゼーのケース面接の過去問です。

マッキンゼーのケース面接の特色として、複数の国でビジネスを展開するグローバル企業を素材としたケースが多いことが挙げられます。

今回はそうした傾向に慣れる意味で、グローバルで事業展開する製薬会社のケースを扱います。

----------------------------------以降、問題---------------------------------------

クライアントは、GlobaPharmという年間100億円の収益を上げる大規模製薬会社である。同社の本社と、主要なR&D拠点はドイツにあり、地域ごとの営業拠点は世界中にある。

【状況説明】
GlobaPharmは低分子量医薬品の研究開発・販売で長い伝統と実績を持つ会社である。アスピリンや高血圧の治療薬、コレステロール降下薬など、今日多くの主要な医薬品はこのタイプに当たる。同社は「バイオ医薬品」と呼ばれる、新しく、急速に成長している医薬品のセグメントへの参入を検討している。そうした医薬品は、従来の医薬品では治療ができない症状に効くことが期待されている。

バイオ医薬品の研究開発は、低分子量医薬品の研究開発とは大きく違う。バイオ医薬品の研究開発のケイパビリティを獲得するために、製薬会社には3つのオプションがある。ゼロから自社で立ち上げる、既存のベンチャー企業とパートナーシップを結ぶ、あるいはベンチャー企業を買収する、という3つである。
競合企業は、既にバイオ医薬品の開発でGlobaPharmに数年先行しているため、GlobaPharmとしては、BioFutureというサンフランシスコに拠点を置くバイオベンチャーを買収することで遅れを一気に取り戻すことを希望している。 BioFutureは12年前に数人の優秀な科学者によって設立され、現在では従業員200人を超えるまでに成長している。同社の時価総額は公開情報では約10億円とされている。

GlobaPharmはマッキンゼーにBioFuture買収の評価と、買収後に同社のバイオ医薬品の戦略とどのように適合させるかについてアドバイスを求めた。本件における、最大の論点は「GlobaPharmはBioFutureを買収すべきか否か」である。

Q1:GlobaPharmがBioFutureを買収すべきかどうか評価するに当たり、何を調べる必要があるだろうか

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