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SansanプロダクトマネジメントでのNotion活用術[6] -DB編5- 機能別データベースとフィードバックのデータベースの紹介[利用頻度:70%]
Sansanプロダクト室でプロダクトオペレーションを担当しているPMOの尾部です。「SansanプロダクトマネジメントでのNotion活用術 -DB編-」の連載の5回目です。今回は機能別データベースとフィードバックのデータベースを詳しく説明します。
ドメインデータベース
これはSansanの機能分類を一覧化したもので、主にPBI(プロダクトバックログアイテム)やフィードバックと紐付けることで、どのドメインでフィードバックが多いのか、どんなPBIが多いのかを可視化しています。
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例えば、どの機能に対して魅力的品質の企画がいくつ積まれているかなど、具体的な状況を把握するために役立ちます。
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フィードバックデータベース
ここでは、Slackで投稿されたフィードバックをGoogle Apps Scriptを用いてNotionに自動的に取り込んでいます。Notion上でドメイン名を反映させると、自動的にフィードバックのレコードにドメインが紐付けられます。
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「モバイルFB」リアクションをつけると、Notionのフィードバックデータベースにドメインが自動でつきます。Send to Notionで、このフィードバックに紐づけてプロダクトバックログアイテムを立てます。
ドメインデータベースとフィードバックデータベースの連携
ドメイン(機能)とフィードバックのデータベースを組み合わせることで、どの機能に対して、いつ、どの程度、どのようなフィードバックがあったかを把握することができます。
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理想としては、機能分類ではなく、「名刺を簡単に取り込みたい」「名刺から簡単にリストを作りたい」など、1〜2階層深いユーザ体験ごとにフィードバックやPBIの数を見ることができれば、どの体験を改善すべきかの判断がしやすくなります。そこでNotion AIで自動分類できないか検討していますが、一筋縄ではいかないところです。
このフィードバックのレコードは、Slackの投稿リンクと一緒にPBIに紐付けられ、PBIに対するフィードバックの多さを可視化することが可能です。
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リリースが完了してPBIを閉じると同時に、リリース完了の報告と感謝の言葉を返信するために、Slackの投稿にたどりやすい導線にもなっています。