2020年5月15日金曜日、この気持ちはたぶん同族嫌悪だなと思う
ずっと落ち着かない、やることたくさんあって時間をかけてるのに終わってない。原因はわかってて見通しが立たないことをやり続けてるから。
ふられる仕事をこなし続けるのはつらい。全体把握したい。いつまで何をするのか自分で決めたい。それがまあまあストレスになってる…あと受けると増えていくし、仕事。
落ち着かなさが非効率な仕事にも現れてて、ふわふわしてる。どっしりしてない。逆に気を抜くと水の中に沈んで知らない間に飲まれそうになる。
カッコイイデザインを見た。海外にいる日本のデザイナーが作ったと書いてある、新型コロナに対して、換気をするとか人と人の間を保つとか、そういう気をつけることを図解したデザイン。カッコイイって賞賛の言葉が並んでたんだけど私は嫌な気持ちになった。なんでだろ、かっこいいのに。
好みの問題という前提を踏まえて考えてみた。どこを見てイイかわからない。最初に何も入ってこない。色も全部同じ強さで、何から見ればいいか判断できない。複数で意味をなすものなのに一つで完結してる、などが言葉として浮かんだ。
この嫌な気持ちに名前をつけるとしたら、「うまいことやろうとしてるのが鼻につく」だ。かっこいいでしょう、新型コロナのためにがんばりました。って伝わってくる気がする…。
自分も物を作る人やアーティストのおかげで乗り越えられてるのに、どうしてこの作品だけ鼻につくんだろう?たぶんそれは、私が上手いことやりたいからだ。新型コロナのピンチをチャンスに変えよう、アイデアがあるはずだ、と思う側の人間だからだ。
ピンチで本当につらい人たちの中にワクワクしてる人は少ないでしょう。なんとかしようともがいてる人にそんなしたり顔したくない。
怒りは自分も削るし持続しないから、怒らない方がラク。それでもやらないといけない時がある。長くて難しい文章を自分の頭で理解しないといけない時もある。
私のうまくやりたい気持ちを認めながら、それじゃいやだとがんばってやっていきたい。