知らない鳥を見た
二月とは思えない暖かい朝です。
雨は上がりたてで、遊歩道の木の枝は、雫をぶらさげていました。
バサバサっと音がして、枝がしぶきを飛ばしたので目をやると、それは鳥の仕業でした。
雀よりは大きくて、鳩よりは小さくて。
逆光で色はわからないけど、咲き始めた梅に付いた水滴を弾いて飛び立ちました。
鳥の写真をよく撮っている友達に聞いたら、おそらくオナガじゃないかな、と特徴だけですぐ写真を送ってくれた。多分これだ。
鳥を見つけたことと、その鳥で思い出す人がいること、その人が元気で返事をくれることのお話。