世界の片隅で起こったこと(ポジティブ編)
Fediverse Advent Calender (第三会場) 8日目の記事です
うっかり🐙が聞いた、ささやかだけどたくましい話。個人的に、ここに出てくる人たちのたくましさは、見習いたいなあと思っていたりなんかしたりなんか・・・
持久戦に備えます
タイで国会議事堂が占拠される事件があった時のこと。B氏は、タイに知り合いが何人かおり、様子を見にタイへと飛んだ。
で、帰国したB氏に、どうでした、と尋ねたら・・・
「うん、みんな無事元気にしてた。ついでに、国会議事堂の方もどうなってるか様子見てきたけど、『これは、長期戦になる』と敷地に田んぼ作ってた」
持久戦に備え、田んぼ!一瞬、タイの悠久の歴史(あそこもなかなか歴史が古い)が垣間見えた気がした。なお、B氏が実際にどの程度まで議事堂に近づいたかは、不明。田んぼに驚いて聞くのを忘れた😓
四度目の正直?
インドネシアで災害が起こり、大きな被害が出た時のこと。N氏は、インドネシアに何人か知り合いがおり、心配して様子を見に行った。
で、帰って来たN氏にどうでした、と尋ねたら・・・
「うん、一応知り合いは、大丈夫だったよ」
それは良かった。そのうちの一人が華僑で、店をやっていたらしい。
「その店というのがさ、一回火事で焼けちゃったんだよね。で、それを再建した」
おお、それは、さぞや大変だったに違いない。
「で、しばらく店をやっていたんだけど、動乱が起こった。で、その時巻き込まれて、店が暴徒に襲われて、ぐちゃぐちゃにされてしまった」
あおあおう・・・なんという・・・
「そこから立て直して、店を続けていたんだけど、今回、全壊しちゃってね・・・」
聞いているだけでも目眩と頭痛がしてくるレベル。私なら、立ち直れる気がしない。
「で、今回行ったら、ブロックやレンガ集めてた」
・・・え?
「今度は、ホテル始めるんだってさ」
おお・・・そうだよ、🐙に不足しているのは、このたくましさに違いない。
その後どうなったかは、聞いていないので分からないけど、頑張りが報われているといいねえ・・・
楽天的
アフリカのとある国にいたH氏。所用があって日本に一時帰国し、その後、また現地へ戻った。
その国は、電力供給が不安定で、良く停電した。聞いていると、どちらかというと、停電がデフォルトで、ぼちぼち電気が来ることがある、という感じ。
しかーし。日本は、ほぼ24時間365日、電気が来ている(携わっている方々に大感謝!)。H氏は、一時帰国している間に、それに慣れてしまった。
現地へ戻ると、電気が来ない。昨日は来たが、今日は全く来ず、ずっと停電している。
「一時帰国している間に、甘やかされてしまって」(H氏談)
・・・で、H氏は、停電だ、停電だ、と騒いだらしい。そうしたら、現地の友人いわく、
「昨日は、電気が来ていたんだから、いいじゃないか」
言われてみればそうだ・・・とH氏は、それで、落ち着きを取り戻した。
そうだよ、その精神は、大事だ。この話を聞いた時、私自身「これはすごい」と思った。「なるほど」と妙に納得もした。
物事は、上手く行くこともあれば、行かないこともある。思うに任せないことだって、たくさんある。H氏の友人くらいの心構えでいたいもの。
まあ、うっかり🐙故、「お手本にしよう」と思っても、問題やら何やらを目の前にするときれいに忘れてしまっていて、あたふた、あたふた、きゃーーばたばた、がおーーー等々となってしまうのだけれども。
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それはそれ、「世界の片隅で起こったこと」でした。ポジティブ編、と銘打ったものの、ほかの「編」は、ないのだった(タイトル付けに失敗してるというのでは?)。いや、ポジティブ編、とある方が内容の想像がつくかと思って。