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冬の土用。もち日和。
1月が半分終わろうとしていますね。
もうすぐ土用がやってきます。2025年は1月17日から、節分の2月2日までです。
土用といえば夏、土用の丑の日が有名ですが、実は土用は春・夏・秋・冬それぞれの季節にあります。
徐々に季節が移行し始める時期ですね。
そして土用が終わると、それぞれ立春、立夏、立秋、立冬と季節が始まるタイミングを迎えます。
冬の土用の最終日が節分、そして次の日には立春。春の訪れです。
土用の時期は、土いじりなどがよくないとされています。
・・・と言われても実感がないかもしれませんが、私がなるほど~と思ったのは、昔ながらの大工さんには「土用には基礎工事はしない」という方もいらっしゃるそうです。その時期に基礎工事をすると安定しないことが体感でわかっているのでしょうね。
土用は迷信というわけではなく、私たちの目に見えないところで、自然は静かに、でも大きく動いているのだと思います。
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そういうわけで、土用は季節が変化する過渡期。
体調を崩しやすいともいわれます。
それで滋養の付くうなぎを食べよう、という習慣が広まっているのだと思いますが、土用餅もお忘れなく。
つまりはあんころ餅のことですが、土用に作った餅を食べると活力が湧くのだとか。また小豆は厄除けの意味もあるため、土用にはぴったり。
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和菓子を食べる口実が、またできました。
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