大泉洋さんの家系から学ぶ！？歴史を知るメリット
歴史を学ぶ意味ってあるのかなぁ・・・と疑問に思ったことはありますか？
私は、大泉洋さんがゲスト出演していた『ファミリーヒストリー』というテレビ番組を見て、過去の出来事、ご先祖さまのこと、歴史を知ることは、人の生き方をも変える力があると感じました。
ファミリーヒストリーは、ゲストの家族の歴史を取材する番組です。
大泉洋さんの家系はもともと宮城県の武家だったそうです。しかし戊辰戦争で敗北したことがきっかけで、新天地を求め、北海道へと移住することになりました。
大泉洋さんご先祖の大泉善八（ぜんぱち）さんは、妻とともに北海道に向かいます。
しかし途中で船が座礁。地元の人に助けられ、命からがら、移住地へたどり着きました。
その後、善八さんは若くして地域をまとめるリーダーになったり、巡査になるなど、地域の発展に大きく寄与したそうです。
このVTRを見た大泉さんはこう述べています。
「善八さんはすごいですね。（中略）僕の今後の生き方はちょっと変わります。（中略）善八さんにやっぱり、なんか、恥ずかしい生き方は見せられないと僕思いました」
さらに大泉洋さん母方のご先祖も、戦争に翻弄されたのち、愛媛県から北海道へ移住。貧しさを乗り越え、たくましく生きられたエピソードが語られました。
大泉洋さんのご両親は、ともに教師をされており、当時の同僚や教え子から、「良い先生だった」と感動的なエピソードが語られていました。いや〜、いいご家族でした。
最後に大泉洋さんはこう語りました。
「よくつながったなと思いますね。（中略）わたしの命がね。ちゃんと、生き方を変えたいなと思いました。」
このように、自分の家系をたどることで、自分が生きていることに感謝できるようになるなど、今を生きる私たちに大きな影響を与えるのですね。
過去は自分と分離しているものではなく、むしろ強力につながっているのだなと感じました。
しかし、、、
ご先祖様のことを知ろうと思っても、そんなの辿ることができない、という人も多いと思います。
私自身、祖父母ですら、どんな人生だったのか知ることはついにありませんでした。
こうなると、自分にはご先祖様など過去のことがわからないし、なんだか歴史と切り離されてしまっているような気がしてきます。
でも、ここで思い出したいこと。
私たちは、もっと大きな枠で見ると、日本人。
無数の日本人たちが頑張ってきたから、今の日本があるといえます。その中には、あなたのご先祖様も含まれています。
私たちの多くは、学校の歴史の授業で日本の素晴らしさを教えられることがありませんでした。むしろ、日本は昔から争いばかりで、先の大戦では悪いことをたくさんしてきた、などと教えられたように思います。
その罪悪感からか、私はずっと日本を誇りに思えませんでした。日本人であることに、恥ずかしさすら感じていました。
でも、ちょっとここで考えてみたいのです。
先日2月11日に建国記念の日を迎え、日本は2025年現在、2,685歳になりました（皇紀2,685年）。こんなに長く続いている国は他にないといわれています。最古の国です。
なぜこんなに長く存続できているのでしょうか？
それは「守るに値する国であったから」だと思うのです。
国民が見捨てたくなるような、どうしようもない国だったら、もうとっくに滅びているはずです。
豊かな美しい自然がたくさんある日本。
古来から自然を大事にしてきた、素晴らしい心豊かな人たちがたくさんいた日本。
その人たちが、日本のあり方を確立し、文化を形成し、そして必死に戦い、日本を守り抜いた。
今、テレビで『坂の上の雲』が再放送されていますが、日露戦争は誰も日本が勝つとは思っていない戦争でした。負けていれば、日本は今ロシア領になっていたかもしれません。
顔も知らない、話したこともない、昔の人たちだけれど、誰一人として欠けていたら、日本は滅びていたかもしれません。欧米諸国の植民地支配が現在も続くことになったかもしれません。
こう考えると、過去も、現在も、未来さえも、つながっているという気がしてきます。
過去が今に繋がっているし、今は未来に繋がる。
今の自分の生き方が、全てを変えていく。
自分はちっぽけな存在ではなくて、存在するだけで、確実に全てに影響を及ぼしている。
そんなふうに思えてきます。
だったら今を楽しんで、より良く生きよう。それが、過去にも現在にも、未来にも良い影響を与えるのだから。たくさんの日本の先人たちありがとう。いや人類ありがとう。
・・・というような豊かな心持ちになれるので、歴史を学ぶ、過去を知る、というのはとても意味のあることだと私は思っています。
でもみんな、そんなことには構っていられないほど、忙しかったりするのかな？
だから私は少しでも皆さんが歴史に触れられるように、活動していこうと思います😊